
マルクスの「賃金、価格、利潤」を読んでいましたら、 「時間は人間の発展の場である。思うままに使える自由な時間をもたない人間、睡眠や食事などをとる純然たる生理的な中断時間は別としてその全生涯が資本家のための労働にすいとられている人間は、駄獣のもおとるものである。彼は、他人の富を生産するたんなる機械であり、からだはこわされ、心はけだもののようになる。しかも近代産業の全歴史が示しているとおり、資本は、もしそれをおさえるものがないなら、たえずしゃにむに全労働者階級をこの極度の退廃状態におとしいれることをやってのけるであろう。」と、労働者の賃上げと労働時間の短縮の意義について述べているカ所がありました。
まさに、現代日本の状況そのものではないでしょうか。