小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

テレワークを考える

2012年03月13日 | 社会戯評
我々が、若い頃は、所謂、「直行直帰」、即ち、取引先に、直接往き、仕事後は、直接、帰宅するという行為は、管理上、好ましくないという理由で、とても、会社や中間管理職の立場からは、煙たい存在と、考えられていたものである。震災や節電を直接の契機とはしているものの、ITのPC遠隔操作やセキューリティーの進歩で、今や、テレワークが、じわじわと、浸透し始めているようである。確かに、大抵のファース・トフード店は、WiFiだし、印刷さえ、コンビニに、飛び込めば、プリント・アウト可能である。オフィスという物理的な存在や、朝礼といったものが、これまでは、直接的なコミュニケーションの手段として、不可欠だという理由から、肯定されてきた。家庭で、通勤の痛みもなく、仕事ができ、自然の景色を眺めながら、スカイプや、メールでもできれば、或いは、親の介護をしながら、お金も稼げれば、それに越したことはないであろう。都心のオフィスにいる中間管理職は、部下のいない事務所で、逆に、ネットのテレビ電話で、指示や指導をしなければならなくなるであろう。「仕事に対する考え方」を変えていかなければならないかも知れない。既に、社会は、その働き方と言うところで、大きく、近く変動が始まっているのかも知れない。もっとも、私の経験からは、自宅での仕事は、なかなか、区切りがつかなくて、結局、長時間労働になりがちであるが、、、、、。いずれにせよ、時代は、もう止められない方向性へ、向かっているのかも知れない。そんなことを都会の高層ビル群の窓からではなくて、野鳥の餌台を眺めながら、松林の中から、そんなことを考えるのも悪くはない。