いつも車で通る道の端に、それ程、大きくはないが、夏の菖蒲の花や、秋のコスモス、季節毎に応じた草花が、植えられた「水辺のビオトープ」が、「みどりの郷」という名前で、ローカルの有志のボランティアによって、運営されている。冬場には、何とも、閑散とした、只、水面が、小さな築島を隔てて、拡がるばかりであるが、花の咲く季節になると、何とも、写真を撮りたくなる風情がある。冬場の零下にでもなれば、一面、氷が張り、寒々しい装いであるが、今では、それも、溶けて、降り積もった雪も、完全に、溶けてしまっている。池の水の色が、心なしか、濃い水色の色彩のように、陽の光を浴びて、変化しつつあるように、思えてならない。きっと、「水、温む」とは、こんな感じを言うのではないかと、ふと、感じられる。別に、水に、手を入れて、確かめた訳はないが、何とはなしに、春の足音が、近づきつつある気配が、感じられる今日この頃である。夏には、トンボや、カエルの鳴き声が、楽しみである。早咲きクロッカスが、芽を出し、蕾を膨らませ始めた今日この頃である。