現在、2005年ごろに購入したパソコン工房のノートPCでこのブログ記事を書いています。もちろん、インターネットにはつないでいませんのでWordで書いています。出来上がったら、別のPCからアップロードしますから、セキュリティー上の問題はありません。 仕様はOSがWindowsXP、CPUがcelelonMの1.4GHZ、メモリは256MBです。HDDの容量は60GBしかありませんので、残りは20GB程度です。画面は右端から3cmの位置に縦に上から下まで筋が入っています。ACアダプターも接触不良になって、コードをガムテープで固定しないといけません。こんな状態では普通ならば、サポートが2014年に切れていることもあり、もう使えないはずですが、「PC修理ボランティア」ですので、こういった古いPCをスタンドアローンで使ってWoredやExcelを活用している熟年の方もおられるだろう・・・ということで、その修理の研究用のためにとことん使いきろうと頑張っています。
去年の年末に、そういった古いWindowsXPの機種を持っておられて故障して起動できないので修理できないだろうか?という相談が某知人からあり、即座に断った件は、すでにこのブログのバックナンバーで書きました。が、そういった経験上どう考えても無理な修理の相談が時々あるのです。その件に限って云えば、もう電源が入らないということだったので、修理は無理だと断りました、こういった古いPCで動作確認や整備を繰り返して研究しておらなければ、断るべきか請け負うべきかが判断できませんから、すべて一応受け負うことになってしまいます。
私の古いPCの場合は、電源が入ったり入らなかったりしますので、某氏のように全く100%入らないのとは症状が違います。単に接触不良に過ぎませんから、なんらかの処置をすれば済むことです。ところが、全然押しても引いても金輪際電源が入らないとなると、これは電源装置が故障したか、あるいはHDDが故障したか、マザーボード、メモリ、液晶などのハードウェアの故障が起こった可能性が高いです。2004年あたりのPCはもう製造後15年経過しておりますから、部品は既に製造されていないことから、修理は不可能です。たとえば、HDDですが、現在は4KBのセクタサイズのHDDしか製造されていませんので、今更512バイトのセクタサイズで60GBの容量のSATA仕様のHDDを用意することは、中古品を相当探さない限り入手できません。入手できても良品の場合は高価です。
まあ、こんなことは、実際、中古のPCパーツを取り扱っている某PC専門店の店員に聞いてみても、見た目では外観が全く同じなので素人では区別が付かないし、間違って購入することもあったり、調子の悪いものだったりする可能性もある上に基本的には自己責任で返品や取替えが出来ない場合もあることから、お止めになった方が無難ですよ・・・という返事でした。
それで、自分としては、電源が100%入らない場合には、何故修理が不可能なのか?を丁寧に説明させていただいて、それ以外の故障の場合に修理しようと考えているようなわけであります。