趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

なぜ無料サーバーで無宣伝なのか?

2011-08-17 23:08:51 | 機器について

 外国のサイトには、よく無料なのに宣伝がないレンタルサーバーが存在します。どの企業だって慈善事業ではないので、採算を度外視してサーバーの運営はできません。その意図するところは明快です。つまり、アップロードする写真の総容量を制限したり、1回転送あたりのファイルサイズの制限や、圧縮ファイルの転送制限など、ユーザーにかなり不便を感じさせて、これが有料コースだと反対に規制が一切取り払われて、容量無制限で快適ですよ!ぜひ有料契約してください・・・という強いメッセージが送られてくるわけです。

 そういった誘惑?に負けて、即、有料コースを申し込むのか否か・・・というと、私は、即申し込みません。なぜなら、1ヶ月やそこらでは、サーバーの実態はわからないと思うからです。使い勝手が良いのか?料金は安いのか?本当に規制が100%取り除かれるのか?サーバーの混雑具合は季節や時間帯によって違うのか?わからないことがあったら、即、アドバイスしてもらえるのか?等々、確かめてみる必要があるからです。

 基本的には、自分で納得のいくまで無料サーバーを使い切ってから、有料の契約をしても、ぜんぜん遅くはないと確信するものです。

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HPやブログの複数設置

2011-08-16 14:18:31 | 機器について
 昨日に引き続いて、経費節減に関するお話です。一般に、HP・ブログ設置の場合は、事業所ごとにその数だけサーバーをレンタルするのでしょうか?この問題でも、トラフィックや混雑度が軽いほうがよいのは決まっていますので、そういう判断がよいのかもしれません。ところが、1日あたりのアクセス数が少ない場合は、共用でも十分です。つまり、1台のサーバーに複数のHPやブログを設置するのです。
 たとえば、Wordpressを例にとると、http://www.watashinokaisha の中に http://www.watashinokaisha/sono1、http://www.watashinokaisha/sono2、http://www.watashinokaisha/sono3・・・・というようにフォルダを作って、そのフォルダの中に別々にwordpress本体をインストールするのです。そうして、それぞれの設定ファイルのwp.config.phpの記述で、ルートディレクトリのWordpressには接頭辞をwp_ として、sono1のフォルダのwordpressの場合は wp_sono1として、sono2のフォルダのwordpressの場合は wp_sono2として、sono3のフォルダのwordpressの場合は wp_sono3として記述すれば、これで1つのデータベースMYSQLで4つのwordpressがインストールできるのです。だから、こういう方法をとれば、10の事業所があっても、1つのサーバーを借りただけで10のブログができるので、経費は10分の1で済みます。HPの場合も同様です。

 こういった経費節減は当たり前のことなのですが、それでもあえて、わざわざ事業所の数だけサーバーを借りるよう予算措置を本庁の方で手厚く講じておられる場合は、当然、その事業所の現場で、大容量の動画投稿や各種アンケートや開催行事の電子申し込みや図書館蔵書目録の検索プログラム等を市民向けにHPで掲載するなどしているか、または予定している場合でしょう。が、しかし、そういった実績や予定が無い場合には、やはり経費の無駄となるため、できれば今後は、市民のために市民の視点で、より充実したHP作りに精力的に取り組まれることを心から期待するものであります。
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経費と税金の無駄遣い

2011-08-14 11:10:58 | 機器について
 ホームページやブログを投稿するに際して、よくある話なのですが、例えばある行政の出先機関が無料サーバは広告等で不都合があるので、お試し期間でも接続不可だというお堅いPC担当者の意見があります。

 でも、無料で一切広告がないサイトがあれば問題はないでしょう。住民には、期間限定で無料版をお試しで試験送信していることをはっきり公言して、盆・正月にはつながりにくいこともあると事前説明して断ればいいわけです。

 でも、無料故の不安定なサイトは責任をもってアップロードできないと断る場合があります。で、筆者の経験では、そういった不都合な場面が生じる場合は、常識的に考えて盆や正月のみであって想定内です。でも、それでもまったく拒否するPC担当者がいますが、それは行き過ぎだと思います。なぜならば、お試し接続とはいえ、近々に正式契約して有料版にするべく試験運転している訳であり、有料版になればもちろん人数制限が設けられているので、つながりやすくなるからです。 

 つまり、お試しもせずに最初から高速で大容量のサイトにつなげばいいという発想は、税金だからなおさら費用対効果の面を熟慮しなければならないという、至極当然な市民的感覚と視点を欠いているのです。

 これでは、ともすれば有名某企業との癒着体質ができあがります。随意契約ではなくて、本来は競争入札するのでなくてはならないはずです。それでも、お役所はスペシャル高額サーバーの採用で住民サービスを向上させるものだ・・・という判断は正解でしょうか?

 たとえば、A社は廉価にサーバーを提供しており、無料コース(宣伝無し)を使ってみて、盆や正月以外は正常に通信できておれば、有料コースに変えて契約すればいいと思います。

 ホームページで一刻を争うお知らせなどはほとんどありませんので、超高速なサーバーは必要がありません。緊急連絡が必要ならば、ホームページではなく、普通は、「安まちメール」や「緊急地震速報」や広報車を出すか、緊急市内放送やサイレンを鳴らすのが定石です。

 有名某企業はメール&webビジネスライトにセキュリティをつけて、容量は40GBぐらいで1ヶ月5000円で年額6万円です。A社では、1事業所で年額3000円ですから10個所で3万円です。年額3万円で済むところを60万円も計上しており、比較検討しないで高級志向で随意契約を更新するのは、税金の無駄使いです。

各市町村の出先機関のHPでは、実際にアップしているHPの容量は、どこでも似たり寄ったりで、大体50MB以下で簡素なHPが多いですし、メールも1個だけしか使ってないようだし、これでもし豪華版のwebサーバーやメールサーバーを契約しているとしたら、税金の無駄遣いと思われます。

 


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データをクラウド上に置くことのメリット

2011-08-11 00:44:35 | 機器について
 続 PC管理者の資質ということと関連して、筆を執ります。たとえば、これは極端な例かもしれませんが、実際、どこの会社でもよくある例なのです。

 会社のデータをすべて、会社の端末やサーバー、USBメモリ、紙媒体においていて、インターネットのクラウド上に置かない・・・となると、一体どういう事態が起こりやすいのか?ちょっと、パロディー風に誇張して書いてみます・・・。

 とある会社で・・・
 PC管理者が、USBメモリを誰かが紛失した事件が1回あったからといって、PCの管理と称して徹底的に南京錠で戸棚等を施錠し、PC用品(USBメモリ・外付けHDD・DVDディスク)等の使用をチェックするような管理台帳を作ったが誰もそれに記入しなかったとか、ウィルスバスターの更新をするのはいいのですが、更新するたびに年々処理が重くなってきて、もうネット検索もままならずフリーズする状態になって、前のバージョンに戻したとか・・・。あるいは、ちょっとでも使用後にPCに不具合が出たりすると、デスクトップに貼り付けるのがいけないんだとかいって、以後は、臨時にちょっとファイルを貼り付けただけで有無を言わせず消去したり、犯人は誰だといってみたり・・・。管理は大事なのですが、こんなに場当たりな対策をしていたのでは、もう、社員がびくびくしてしまって、PCを触る気には到底なりません。

 その上、「セキュリティや個人情報の保護が大事ですから、徹底して各端末PCおよびUSBメモリのウィルススキャンを毎日お願いします。」とか、個人情報の漏洩が心配なので、管理者の許可なく無断で端末は絶対にインターネットにつないではなりません・・・とか、もう、規則でがんじがらめにして、結局、仕事で十分活用できないようにしたりして、むやみに管理体制を強化して、その結果、PCの活用を阻害してしまっている場合が結構あるのです。

 もちろん、USBメモリの管理が悪くて個人情報が漏出したら会社の信用問題にはなりますが、でも、それは、USBメモリを持ち歩かなければならないようなPCシステムを作っているからではないでしょうか。これは、USBメモリを紛失した個々の社員が悪いというよりは、そういうデータを持ち歩かなくてもいいように、なぜクラウド上に置くようなPCシステムをPC管理者が構築しておかなかったのかという問題のほうがより責任重大だと思うわけです。人間はエラーを犯すものですから、個々人の自己責任にばかりしてしまうのも、いかがなものかと思います。

 やはり、PC管理者たる者の資質として、PCネットワーク上の管理の仕事だからといっても、決してバーチャルの世界ではなく、実は生身の人間対人間の人的ネットワークそのものの管理を徹底することなのだ・・・ということを肝に銘じておかなければならないと思います。そして、もうひとつ、今後は、スマホや携帯タブレット型端末の全盛時代が到来し、ネットワーク上のクラウドに個人情報や会社の機密情報を記録する時代になるかと思いますので、その点への理解が必要であると考えます。
 
 でも、こういった高度情報化社会への柔軟で現実的な対応に躊躇するPC管理者は、後ろ向きにこう考えるのです。つまり、クラウド上が安全かというと、ソニーの過日の個人情報漏えいの問題があったので、社会的な責任問題になっているから、それは危険なので禁止する。そしてUSBメモリを会社外に持ち歩くことも禁止します。

 しかし、これでは、管理規則でがんじがらめで仕事になりません。つまり、出張して顧客対応しても、そこで得た個人情報は手書きになってしまう。それを会社に持ち帰り事務処理しても、午後5時になって仕事が残ったら、節電のために残業禁止でどうにもならない。そういう場合に、悪いとは知りつつやむなく黙って個人情報を書いた書類と個人情報の入ったUSBメモリを社外に持ち出して帰宅する。ところが、カバンに入れて電車の荷物棚におき忘れて、結局、個人情報漏出でその社員が責任を問われる・・・というような事件になる場合が想定できます。

 これが、もし、すべてクラウド上で処理されていたらどうなのか?この場合、個人情報はクラウド上にあるので、残業できない部分があったとしても、家に書類やUSBメモリを持ち帰ることはあり得ない。だから、こういった意味での漏出は起こらない。万一、クラウド上でセキュリティが甘くて漏出が起こった場合は、個々の社員の責任だけに帰するのではなく、会社全体で総点検することが基本となって改善が行われる。

 こういろいろ詳しく書けば、もうお分かりでしょうが、PC管理者なる人物がPC管理について社員に注意したり、PCの毎回の操作で煩雑なウィルススキャンを強要したりしているのは、一種のアリバイ工作であり、管理者がある意味、楽をして職務上の責任を回避し、万一個人情報が漏洩した場合の自己保身の手段なのだということがわかってくるのではないかと思います。そんな手段を講じたところで、結局、現代社会は、好むと好まざるにかかわらず、個人も会社もほぼ全部ネット社会にどっぷり漬かって生きているのが現状であり、その超スピードで回転している時代に、自分だけマイペースで、それとは関係の無い離れ小島にて、悠々とお役所仕事をしようとしても、かなりそれでは事務処理が大幅に遅れるので、無理が生じて、結果、データ移動の途中で紛失や漏出という問題が避けられない問題として出てくるのです。

 これは極論かも知れませんが、USBメモリや個々の端末にデータ保存するような考え方は、もう過去の遺物として葬り去るのが正解かもしれません。また、会社のサーバーにデータを全部保存するのも、どうも、保安上よろしくないとも考えられます。今回の東北地方の津波の被害を考えると、会社のサーバーも水に漬かってすべて消失しています。これが、もし、被災地から遠く離れた外国や関西地方のレンタルサーバーに分散管理されていたならば、データの消失は免れていたはずです。こういう、真の意味でのPC管理を徹底するような発想をすれば、誰のための何のためのPC管理なのか?ということが、はっきりしてくると同時に、PC管理者の資質もはっきりしてくると思うのであります。


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情報担当者の資質

2011-08-09 23:20:00 | 機器について
今、順一郎は快適な速さでこのブログを入力しています。というのは、今まで、つい昨日までPC-9821 nw150などという超々低速なPC(このPCは、セレロンMの1.7GHZぐらいの15分の1ぐらいの速度)で、四苦八苦してようやく投稿できていたからです。古きを訪ねて新しき知る精神を味わっています。
 しかるに、普段、そこそこの速さの普通のPCばかりを使っている人で、それがPC技術者or担当者に該当する者であった場合には悲惨です。つまり、それが当たり前だと思っていますから、ちょっとでも遅いPCを見るや、「こんなボロのPCで打てますかいな?新しいPCや周辺機器を導入しなはれ!」と、PCのことをさも精通しているかのような、傲慢な情報担当者とは到底思えないような貧しい人格・態度に陥るのであります。
 これじゃあ、古い機種を使っている顧客は決してメンテを依頼しません。

 本当のPC技術者というものは、古い機種から新しい機種まで、すべて常に顧客のさまざまな環境を考慮に入れて、粗相のない立派な態度をとろうとするのでありますが、そこで下種の輩は馬脚を現し、さらなる修行を積まねばならないわけです。

 私は、このような基本的なPC技術者の育成および普通のPC処理ができる社員の人材育成を行って参りましたが、なかにはそういった質的に問題のある者も出てきましたので、毎月、担当者研修を行い適宜是正して参りました。

 現在では、もうそれから何年も経過し、私も定年退職で職場を去っていますが、以前勤めていた会社の若い社員がPC関連機器を自由に使いこなして、業務のOA化を進めていることを聞き及んで蔭ながら喜んでおります。


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