私のインターネット接続環境の経歴
私は、NTT西日本管轄のとある合住宅=80世帯のマンションに住んでいますが、2009年~2013年までは「ぷらら」というNTT系列のプロバイダを契約しており2012年までは常時60Mb/s程度の速度がでていました。ところが、2013年ごろから極端に遅くなってきて、毎日18時ごろから3~5MB/s程度となり、且つ午後11時ごろからは、なおさら遅く、0.1Mb/sぐらいになってほぼ停止するほどの回線状態が常態化していたためNTTに何度も苦情と改善のための電話相談をしたのですが、一向に改善されず仕事上も使い物にならなかったのでやむなく解約しました。その後NTTのメタル電話回線に戻して固定電話を復活しましたが、その音質もマンション内の屋内配線に問題があるのか常に雑音が鳴っていて、マンション内の故障場所を特定して屋内配線のやり直しをしない限り改善できる目処が立たないということで、こりゃあ到底無理だなと諦めてやむなくNTTの電話回線そのものも解約しました。それで、その後は2014年にワイマックスを契約しました。WIMAXはデータ通信ゆえに電話がないので、スマホやパソコンにNTTコミュニケーションズの050PLUを入れて固定電話代わりにしておりました。FAXはDFAXを契約して相手からfax送信を受けていました。FAX送信は、コンビニでしました。このように非常に通信関係のトラブルが多くて解決せずに困っておりました。
J-comネットに決めたわけ
そうこうするうちに、私のマンションでは管理組合の了解のものとでauとj-comのセット割引きのキャンペーンで業者が売り込みをしてきました。これの評判が良い事を知ったので、auスマホとのセット割引契約は断って、2015年からはJ-comと120mb/sのインターネット、j-com電話ネクスト、J-comテレビのセット割引の契約をしています。その結果、非常にインターネット接続は快適で、何の 問題もありません。回線速度は、常に60~70Mb/s出ております。まあ、光回線やWIMAXが遅かったのは、予想通り、やはり自分の住んでいる集合住宅の特有の問題なのかな?と推測しています。だって、同じマンション内で1本の光回線をたとえば16分岐とかすれば、ゴールデンタイムなどは、かなり速度が遅くなるのは当然ですから・・・。また、2.5GHZ帯のWIMAXの電波は、マンション内の他の居住者のルーターの発する多くのWIFI電波と干渉しあって当然著しい速度低下を招くわけです。そういう意味で、J-comケーブルネットが、私のマンションでは設備・点検の充実によって、(1年に1回、必ずJ-com社員が家庭j訪問して回線の点検をしている)そういった電波干渉や回線速度の分岐による速度低下が起こらないように監視し、比較的快適な通信環境を維持しているのではないかと思われます。
コラボというインターネット光回線が増加する背景
ところで、ここからは一般的な話ですが、5年前の2013年当時はNTTのBフレッツと任意のプロバイダを契約する形が一般的でしたが、2015年ごろから はコラボという形でNTTがドコモやソフトバンクなどのプロバイダに回線の卸売りを始めました。そして、特に全国津々浦々 のドコモ携帯ショップとかソフトバンク携帯ショップ等々では、スマホとセットでこのコラボ光を契約すれば毎月の通信料金値引きやキャッシュバック、工事費無料等々の特典を与えるなどのキャンペーンを始めました。また、キャンペーンが無くても基本料金そのものもBフレッツと別々にプロバイダ契約しているよりは低めに設定されています。そういったお得感によって、それ以来、爆発的に光回線の全体の契約者数が増え続けていますし、今後も増加の傾向が続くものと推測されます。
バックボーンが超高速でも速度低下するわけ
もともと、上記のようにコラボという形はNTT光回線の転用であり、いわば光回線の卸売りをする形です。ちょうどこれは、あくまでも例え話としての感想として申し上げますが、本質的には超大容量でギガバイト単位の超高速固定回線と、比較的容量が限られていて光回線ほどバックボーンが速くないモバイル回線との大きな違いがあるので、内容的にはまったく別ものとしても、携帯電話におけるキャリア回線と格安SIMの回線との関係に、形の上ではよく似ているな・・・と私個人的には思います。つまり、バックボーンそのものは1Gb/sの超高速であっても、各プロバイダがNTTから回線の容量を安価に切り売りしてもらっている接続部分=次世代ネットワークNGNといいますが、この接続部分が飽和状態になると、その時間帯は速度が低下するのです。これは、格安SIMはキャリア回線と比して安いけれども速度低下する場合がある・・・ということと良く似た事象が起こりうるわけです。
集合住宅で速度が低下するわけ
上述のように、昨今のスマホの普及によって、それとのセット割でお得感を売りにしているコラボ光回線のプロバイダとその契約者が現在では非常に多く存在しているわけです。従来ならば少なくとも2014年までならば、インターネット固定回線のユーザー数がそれほど多くなかったので、NTTの回線管理がそれなりに行き届いていて、速度低下はあまりなかったわけですが、2015年以降、転用=コラボが爆発的に増えるにしたがって、特に戸数の多い集合住宅では、屋内でさらに12分岐している関係で速度の維持がかなり難しくなってきているのが現状ではないかと推測します。
コラボ光回線が安価なわけ
もともと、コラボという光回線の場合は、NTTから借りた回線でコラボ通信業者が回線の維持管理や設備投資、点検にかかる人件費等々にかける費用は、NTT本社のそれと比して9対1というような僅かな比率でしかお金をかけずに済むので契約者は月額料金が確かに安くなりますが、その反面、回線がパンク状態になっても肝心のPNPはプロバイダ側では一切設備増強できないという規則というか条件がありますから、改善をNTTにお願いする他ないわけであります。そのほか、下記のようなデメリットも頭に入れておく必要があります。
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コラボ光回線の留意事項
〇〇年しばりとかで途中解約は違約金が発生する、解約すると電話番号が消滅する場合がある、docomoからsoftbankに乗り換えようと思った場合、一旦docomo光回線そのものもすべて解約しないとセット割の恩恵に浴せないのでおいそれと解約できない、プロバイダによっては回線速度が従来のNTTフレッツ光とプロバイダの組み合わせの契約よりも遅くなる場合があるのでプロバイダ選びが重要か・・・等々。
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どのコラボ光回線のセット割がよりお得か
以上が許容できるならば、コラボ光の契約は、docomoやsoftbankのスマホユーザーならば、セット割がつくので、お得で魅力的な”買いもの”になっています。もっと云えば、docomoはインターネット回線本体にしかセット割が付かないのに対して、softbankの場合はスマホ1台ずつにセット割がつきますから、上記で述べたように、まさに格安SIMに似たような意味で総務省の指導するところの”高すぎるスマホ料金の実質値下げ”にあたるサービスをsoftbankがセット割に関連して行っている・・・とも解釈できます。softbankのモバイル回線はMVNOが殆ど無いので、こういったスマホ1台ずつのセット割が必要なのかな?と個人的な感想を持っています。(単にdocomoとの差をつけるための値下げであって、そういった意図は無いのかも知れませんが・・・)
最終的にはセット料金の安さだけでなく目的も重視して・・・
しかし、自分の住んでいる集合住宅において、長時間のYoutubeやテレビ番組のオンデマンド視聴、ネットゲームなどのヘビーな用途で大容量超高速の固定インターネット回線ならではの特長を存分に生かしたい、その点は妥協できないということならば、価格面だけでなく、もっとテレビ機能や通信品質の安定性を重視してJ-comモバイルに乗り換えてJ-comとのスマホ料金のセット割などを検討してもいいかなと思います。わたしの場合は、この点に注目してJ-comモバイルのスマホLGsmart01の500MB月額980円コースとJ-comネット120Gb/sコース、J-com電話、J-comテレビ78チャンネルのセット契約をしました。この契約では、スマホでオンデマンドが見放題、タブレットが無料配布でテレビ・動画機能満載、スマホの本体実質0円、スマホ通信料金永年980円など、テレビ会社ならではのサービスが充実しているので大満足であります。