「ゆるい就職」を通じて僕が提案したいのは、カッコよく言えば、ワークスタイルの多様化とモラトリアムの見直しです。日本と同様に社会環境が成熟した北欧などの国々では、大学入学の平均年齢が22歳(日本は19歳)、新卒の平均年齢は28~29歳(日本は23歳)で、日本に比べてかなり高くなっています。彼らは、18歳で高校を卒業してから大学入学までの数年間、外国へ適当に遊びに行ったり、色んなアルバイトをしたりして時間を過ごします。多様な出会いや経験を通じて自分の興味・関心を探り、その上で大学に入って、その後30歳くらいまでに様々なかたちで就職する。
彼らにとって20代という10年間は、自分を模索するための試行錯誤の猶予期間、健全な「モラトリアム」なのです。日本の若者も、これまで「当たり前」だった就労モデルへの危うさやバカらしさに、そろそろ気付き始めてるんじゃないでしょうか?
プレジデント
「週休4日・月収15万」で健全な寄り道 ~新しい働き方の実験
彼らにとって20代という10年間は、自分を模索するための試行錯誤の猶予期間、健全な「モラトリアム」なのです。日本の若者も、これまで「当たり前」だった就労モデルへの危うさやバカらしさに、そろそろ気付き始めてるんじゃないでしょうか?
プレジデント
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