介護サービス提供事業者に支払われる報酬が2015年度から、引き下げられることになり、福井県内の事業所からはサービス低下を懸念する声が上がっている。国は介護職員の処遇改善に充てる報酬は増やす方針だが、事業者にとっては大幅な減収が見込まれるため、実現を疑問視する声もある。特別養護老人ホームなどの施設サービスは、単なるお世話型から、高齢者の自立支援へと変わってきている。人への投資が欠かせない中での引き下げについて、多くの関係者は「離職が進んでサービスが低下し、倒産するという負の連鎖に陥る可能性がある」と訴えている。
介護報酬引き下げで現場に危機感 離職、サービス低下、倒産も
介護報酬引き下げで現場に危機感 離職、サービス低下、倒産も