ナカナカピエロ おきらくごくらく

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陽はまた昇る

2013-03-02 21:15:27 | 日記
陽はまた昇る

今日はBSで映画「陽はまた昇る」を見た。

パナソニックの再建のサクセスストーリー。かつてビデオ業界で覇権を争ったVHSとソニーの8mmビデオ。技術屋の執念がにじみ出ている。同じ技術屋であるMeは、こういう映画を見ると涙出ちゃうんだよね。

もともと数学屋のMeは、コンピュータのコの字も知らずに、この業界に入ったから、最初は何も仕事もさせてもらえず、何度屈辱を味わったことか。帰りのバスで泣いたこともあった。

なめられるのが大嫌いなMeは徹底的に勉強した。片っ端からコンピュータの本を読みあさった。もう徹底的にだ。そして新しい開発を最初に任された時、他の人には絶対に負けない技術を身につけた。それから他製品を任された時は、5,6人いた開発者は全ていなくなり、Meが後任を任された。ここからがまさに地獄だった。何度も何度も修羅場をくぐって10年。

文句をつける頭のいい上のやつがいたら、上のやつがもっとも得意としている技術分野の本を片っ端から読みあさり、そいつの土俵まで行って勝負した。

どんな逆境にも負けなかった。客先に行って、周りから白い目で見られながらの調査。自分の後ろには誰もいなかった。でも必ず不具合は直して見せた。客もあきれて、もう帰ってくれないかと言われるまで一人で調査していた。

そして部署を移って10年。激動のコンピュータの時代の度真ん中を生き抜いてきて、少し疲れちゃったのかな。今のMeには、休息が必要な時かもしれない。周りからは、おまえはまだ若いだろって怒られちゃうけどね。

人間生きていると色々あるんだなあと思う。
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サナトリウムで読む本

2013-03-02 00:08:57 | 日記
サナトリウムで読む本

本を読んで、嫌なことを忘れ、逃走する。

とりあえず次に読む本を以下とした。すぐ挫折するかもしれませんが。。。。。

「数学のかんどころ 円錐曲線 歴史とその数理」(中村滋著)

「地下室の手記」(ドストエフスキー著)

数学は代数系が続いたので幾何をやりたくなったのと、ドストエフスキーは「罪と罰」「賭博者」以来読んでいなかったので、まずはうすっぺらい「地下室の手記」を読んでみることに。

きっとMeは精神を安定させる何か拠り所がほしいんだな。
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