ナカナカピエロ おきらくごくらく

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それから

2013-03-08 16:08:03 | 日記
それから

夏目漱石の小説。森田芳光監督、松田優作主演で映画化された。私の好きな小説であり、好きな映画。

松田優作演じる長井代助は、裕福な家庭に生まれ、仕事もせずに、父と兄から金をもらいながら、自由な生活を送っていたが、親友の平岡(小林薫)の妻、三千代(藤谷美和子)にひそかに心を寄せ、実家から金をもらい、平岡の借金の肩代わりをしながら、三千代との思いを募らせ、ついに三千代と一緒に生きる決意をする。平岡にそれを告白し、代助は父と兄から勘当され、三千代と生きるために、職探しを始めざるを得なくなり、社会に出て行く。

映画の中で、いくつか好きなセリフがあるのだが、今の私の心情からこのセリフが心に浮かんだ。平岡の借金を実家から工面して、それを三千代に渡す時のセリフである。

「自分は斯ういふ呑気な身分の様に見えるけれども、何か必要があつて、自分以外の事に、手を出さうとすると、丸で無能力になるんです。」

私は長井代助のように放蕩生活を送れる訳もなく、他の社会人と同じく、一生懸命働いていて生活していますが、こと自分以外のことに関しては、無能力であると痛感するのであります。

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確定申告終わりました

2013-03-08 02:52:04 | 日記
確定申告終わりました

今日は午後2時に税理士のおっちゃんと会う約束。結構中途半端な時間帯。

それまで、アジトで「数学のかんどころ 平面代数曲線」(酒井文雄著)を読むことにした。多変数の多項式の演算に関する章を読んでいて、うーむ、つまらん、と思い、読むのに難儀した。

午後2時になって税理士のおっちゃんと会い、大体の概略の説明を受けた。結果、支払う税金は0円、かつ医療費控除でお金が返ってくることに。Meはおっちゃんに何度もお辞儀をした。そしてまけてくれた金額に少しばかり、色をつけて報酬のお金を支払った。おっちゃんは、じゃあな、役所に行ってくるよといって、頑張れよって感じでMeの肩を叩いた。Meは手を差し出し固く握手を交わした。その時、あー、親父も生きていりゃあなあっと思ったよ。

その後、また中途半端な時間になり、少し離れた街の本屋と古本屋へ行き、ちくま学芸文庫の「チベットの死者の書」を古本屋で購入。残りの時間は喫茶店で「数学のかんどころ 平面代数曲線」の続きを読み、多項式の章をなんとか読み終え、次章の”アフィン曲線”を読むのを楽しみにとっておき、大戸屋で夕飯を食べて家に帰った。

とにかく面白い税理士のおっちゃんだった。昭和一ケタ世代。頭が下がります。
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