新聞

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今日は朝から不動屋さんが来るので、掃除をしたり、当時の領収書をかき集めたりと、忙しかった。結局、住まいに関する税金と相続について説明されたガイドブックを頂いたのと、税理士さんを紹介して頂くことになり、本題については少し話した程度で、後は雑談で過ごした。それでも丁重にお礼を言い、会社の人たちへのお茶菓子の贈り物を渡した。とても感じの良い人だし、Ｍｅみたいな技術系のお仕事をしている人には、こういう人脈は大切なのである。

その後買い物がてら外へ出て歩いた。今日は「かんどころ円錐曲線」と「地下室の手記」を交互に読むも、途中で気絶。この気絶は一体何なんだろう。これがＭｅを狂わせているのではないか、と思ってしまう。とりあえず数学の本は早く読み終わりそう。

帰宅して洗濯物を取り込んで、少し落ち着く時間ができたので、新聞を読む。Ｍｅは日経新聞を取っている。しかし、その内容は暗澹たるものばかり。金融政策の期待感もないし、経済の立て直しも国債頼り。ヨーロッパはユーロ不安で、米国も暫定予算立て直しで行き詰まり。３面記事を覗けば殺人事件の見出しが踊る。読んでいて気持ち悪くなってきた。

世の中、どうしてこう暗いのであろう。まあ現実だから仕様がないけど。毎日届けられる新聞を読むたびに暗くなるんじゃあ、まるで不幸の手紙のようじゃないか。と、Ｍｅは思い、またもや現実逃避から数学の本を手にするのである。