「哀しみのベラドンナ」

「哀しみのベラドンナ」

１９７３年劇場公開。虫プロダクションが手掛けたエロチックアニメ。

純粋な村の男と娘、ジャンとジャンヌの婚礼後、領主に多額な税の徴収を請求され、代わりにジャンとジャンヌは引き裂かれ、ジャンヌは領主、家来に陵辱されて犯されてしまう。そこからジャンヌの茨の道が始まる。ジャンと幸せの生活を続けようとするが、ジャンヌは不気味な自分自身の邪悪の化身に犯され続ける。次第に大きくなる悪魔にあらがえないジャンヌ。戦争の混乱期の中、いつしかジャンヌは悪魔の庇護を受ける魔女となって君臨していった。しかし戦争が終わり、今度は領主の訴追が始まる。再び犯され、囚われの身となったジャンヌ。追放されたジャンヌは遂に悪魔に身体も魂を捧げ、ジャンヌの復讐が始まる。黒死病が流行する中、ベラドンナという毒草ととに。しかしジャンヌは最後まで悲劇的だ。領主の反感を買い、火あぶりに。

今でも十分に斬新でアバンギャルドなアニメーション作品。過激なエロティックな表現。これって絶対放映禁止だよなあ。さすがは漫画界の巨匠、手塚治。おそるべしである。おすすめです。