AとBは同じ誕生日で、現在の2人の年齢の和は25歳である。Bの年齢が現在のAの年齢の3倍になるとき、2人の年齢の和は現在のAの1年後の年齢の5倍になる。AとBの年齢差はいくつか。①2歳差②3歳差③4歳差④5歳差⑤6歳差 2つの数があったとします。これらは整数でも、整数でなくても構いません。この2つの数の、和と差が分かれば、直ちにこの2数をいい当てることができるのです。 例えば、初めて会った人がいて、「あなたの誕生日は、月の数と日の数とではどちらが大きいですか?」と尋ねますと、「日の数です。」と返答してくれました。 「それでは、月の数と日の数の、和と差を教えて下さい。」と尋ねますと、「和が29で、差が5です。」と返答してくれました。 すると、「あなたの誕生日は、12月17日ですね」と言うことができるのです。a≧bのもとで、a+b=和、a-b=差という連立方程式を解いてみれば、理由が分かると思います。 結論は、和+差を2で割ると大きい方の数、和-差を2で割ると小さい方の数になるのです。 先の例では、和(29)+差(5)をして2で割ると17。これが日付。和(29)-差(5)をして2で割ると12。これが誕生月です。 なお、整数に限っての話であれば、和も差も偶数でなければなりません。奇数を2で割ると整数ではなくなるからです。このような算数の問題を、和差算といいます。 さて、本問ですが、現在の2人の年齢の和は25なので、差は奇数でなければなりません。肢①③⑤はダメですね。 肢②が正解だとすると、年上の人が14歳、年下の人が11歳。仮に、Aが年上でBが年下だとすると、Aが年下でBが年上だとすると、肢④をやってみましょう。肢④が正解だとすると、年上の人が15歳。年下の人が10歳。Aが年上でBが年下だとすると、Aが年下で、Bが年上だとすると、正解は、肢④です。本問は、たまたま選択肢に奇数が2つしかなかったのでよかったのですが、全ての選択肢が奇数だったら、かなり面倒です。ここをポチッとお願いします。→
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