公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

教員採用試験教養数学(大阪府、豊能地区、大阪市、堺市)2016.7.2

2017-06-11 09:52:00 | 方程式不等式
ある中学1年生Aさんの1学期の期末考査(国語、社会、数学、理科、英語 各教科100点満点)の得点について、次のア~エのことが分かっている。               ア、国語、数学、英語の3教科の平均点は、75.0点である。              イ、社会の得点は、5教科のなかで3番目に高い。                   ウ、5教科の平均点は、75.0点より高い。                  エ、5教科の得点は、すべて異なる得点である。                   このとき、この考査におけるAさんの得点として、可能性があるものはどれか。1~5から一つ選べ。                   ①国語の得点が70点かつ社会の得点が60点                    ②国語の得点が90点かつ理科の得点が35点                    ③社会の得点が70点かつ英語の得点が60点                    ④数学の得点が40点かつ英語の得点が80点                    ⑤理科の得点が50点かつ社会の得点が90点                    国語=コ、数学=ス、英語=エ、理科=リ、社会=シとします。国語と数学と英語の平均点が75なので、コ+ス+エ=75×3=225。5教科の平均点が75より高いので、コ+ス+エ+シ+リ>75×5=375ですね。すると、肢①について…社会が60点ならば、肢②について…リ+シ=150なのですから、リ=35はあり得ません。(シ=115点になってしまいます)肢③について…社会が70点ならば、となって、これは可能性があります。                   肢④について…コ+ス+エ=225なのですから、ス=40かつエ=80ならば、コ=105になってしまいます。                   肢⑤について…リ+シ>150を満たさないので最悪。正解は、肢③です。PVアクセスランキング にほんブログ村

東京消防庁1類no7(2017.5.28)

2017-06-07 09:58:00 | 論理
空港で日本に入国してきた外国人を対象に調査をした。次のア~エのことがわかっているとき、確実にいえることとして、最も妥当なのはどれか。                 ア 観光目的の外国人は、京都に行く。  イ 仕事目的の外国人は、北海道には行かない。                   ウ 大阪に行かない外国人は、京都に行かない。                   エ 今回調査した外国人の入国目的は、観光または仕事のいずれか一方である。                   ①北海道に行く外国人は、京都に行かない。                   ②大阪に行かない外国人は、北海道に行く。                   ③観光目的の外国人は、大阪に行かない。                   ④北海道に行く外国人は、大阪に行く。                   ⑤仕事が目的の外国人は、大阪に行く。条件エがポイントです。観光目的ではない=仕事目的。仕事目的ではない=観光目的。ということになりますね。よって、正解は、肢④です。因みに、肢①北海道に行く外国人は、必ず京都に行きます。肢②大阪に行かない外国人は、絶対に北海道には行きません。肢③観光目的の外国人は、必ず大阪に行きます。肢⑤仕事が目的の外国人は、大阪に行くかどうかは分かりません。PVアクセスランキング にほんブログ村

教員採用試験教養数学(大阪府、豊能地区、大阪市、堺市)2016.7.2

2017-06-05 09:42:00 | その他
ある小学校の6年生の2学級では、コース別に授業を行っており、学期ごとにコースを児童が自らの希望によって選んでいる。次の表は、現在のコース選択の状況と来学期のコース選択の希望について、調査を行った集計結果である。コースはAとBの2コースで、6年生の2学級の児童全員がどちらかのコースで学習することになっている。1組で現在はAコースだが来学期はBコースを希望する児童が4人であり、2組で現在はBコースだが来学期はAコースを希望する児童が3人であることが分かっている。このとき、この6年生の2学級において、来学期のコース希望が、現在のコースと異なるコースを希望する児童の総数として正しいものはどれか。1~5から一つ選べ。①8人②12人③15人④19人⑤25人                     まずは、1組、2組の様子を表に整理します。ここに、問題文の、数表より下に書いてある人数を記入すると、例えば、1組で、現在はAコースで、来学期もAコースを希望する児童は、29-4=25人。という風に、引き算していくと、全ての空欄が埋まります。来学期のコース希望が、現在のコースと異なるものは、よって、6+9=15人です。正解は、肢③です。PVアクセスランキング にほんブログ村

東京特別区(2017.5)no10

2017-06-02 11:11:00 | 試合
A~Fの6チームが、リーグ戦でテニスの試合を毎日3試合ずつ5日間行った。今、リーグ戦の結果について、次のア~エのことが分かっているとき、確実にいえるのはどれか。ただし、同率順位のチームはなく、すべての順位が確定し、引き分けた試合はなかった。                  ア 1日目は、DがFに勝ち、BがAに勝ち、Cも勝った。                  イ 2日目は、BがCに勝ち、Aも勝った。                  ウ 3日目は、DがAに勝ち、Bも勝った。                  エ 5日目は、BがFに勝ち、Eも勝ったが、Cは敗れた。                 ①Aは5位である。②Bは2位である。③Cは4位である。④Dは優勝である。⑤Eは3位である。まずは、何日目に、誰が誰に勝った(負けた)か、はっきり分かっているところだけ記入します。1日目は、D対F、B対Aが行われたので、自動的にもう1試合はC対Eですね。その試合にCは勝ちました。あとは、練習問題①でやったように、してみて下さい。例えば、B対Dの試合は、1日目でも、2日目でも、5日目でも、3日目でもないので、4日目です。(縦、横で、同じ数字がダブらないようにする。)その結果、こうなります。ここに、条件に書いてある試合結果を書き込むと…今度は、練習問題②でやったことを思い出して下さい。引き分けなしで、全員違う成績なので、全勝したのはB、全敗したのはF…ここで、DがEに負けてしまうと、2チームとも3勝2敗になってしまうので、DはEに勝った。ここで、AがCに勝つと、AもCも2勝3敗になるので、AはCに負けた。よって、正解は、肢①です。2つのパターンを知っていれば、そんなに難しくはない問題です。PVアクセスランキング にほんブログ村