日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

グランプリシリーズ・・小塚くんのエキシビション

2012年10月27日 | フィギュアスケート
小塚くん、快調な滑り出しでアメリカ杯優勝
今季はショートもフリーも、そしてエキシビションも全て印象に強く残る。

選曲が好きだ。ショートの「栄光への脱出」は映画での場面が重なり、
フリーの「ロンド・カプリチオーソ」はバイオリンの演奏にこなれたスケーティングで緩急自在
に小気味良いほどの反応で魅せる。
エキシビションのサイモン&ガーファンクルはかなり胸に応えた。
殊にサイモン&ガーファンクルは長い長い間聴き続けてきたので、その思い入れは深い。
その曲にファンである小塚くんがエキシで演技するなんて”夢”のような偶然である。
 薄闇の背景の中から小塚くんが浮かび上がり、群青色のVネックシャツに黒パンの
シックで洗練された衣装で舞い始める。この色のシャツは小塚くんによく似合って
いたし、曲調にもベストマッチしていて、彼の透明感をよく醸し出していた。
清潔な佇まいから繰り出されるしなやかなスケーティングの足跡。
滑った跡には確かに人それぞれの物語が感じられたような気がした。
なんとこの人のスケーティングにぴったりのサイモン&ガーファンクルの
「サイレント・オブ・サイレント」であったことか

サイモン&ガーファンクルの曲には、誠実で謙虚で強さがあり寂しさがありそして
希望がある。そういう部分を小塚くんは衒いのない演技で観客に伝えた。
何度も何度も動画をリピして至福の時間を得た。



グランプリシリーズアメリカ杯小塚くんエキシビション
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DRIVE・・・のドライバー

2012年10月14日 | 映画
「DRIVE] 2011/アメリカ  
監督 ニコラス・ウィンディング・レフン 脚本ホセイン・アミニ
出演 ライアン・ゴズリング(ドライバー)
   キャリー・マリガン(アイリーン)
   ブライアン・クランストン


寡黙な男である(ドライバー)。表向きはアクション映画のカースタントマンをしているが、裏では卓越した運転技術を買われて強盗を逃がすためのドライバーを引き受けている。
冒頭のパトカーとヘリを眩ます運転テクニックと判断力の素早さに早速魅了されて
しまう。冷静に強引に迅速に事を運ぶ様は、寡黙なだけに不気味ながらカッコイイ。
この男、終始、日常も寡黙なので一言一言が誠実そうに響いてくる。
加えて眼差しに哀しい色を帯びているので、すぐに感情移入してしまう。


ある日、自宅マンションのエレベーターで偶然隣に住む若い妻アイリーン(キャリー・マリガン)に出会う。彼女もやはりどこか哀しみを隠し持っているような人物だった。
二人はどこかに同じ波長を感じとりお互い気になる存在となる。

この女性を一途に守る誠実さが、哀しい。その展開はかなりハードで残忍な場面も
ありキツいアクションもあるのだけど・・・哀しい余韻がツーンと残る。
挿入曲のセンスも好きだな。


若妻役のキャリー・マリガンがいい。「17歳の肖像」以来、この人の大ファンで
「わたしを離さないで」「シェイム」と実に気になる女優だ。美人ではないけれど、
どこかあどけなさの残る顔立ちで役柄の表情が信頼できる。芯がしっかりした感じで、
納得できればどんな役も厭わない強さと賢さが見える。キャリー・マリガンは
ずっと追っかけるつもり


そうそう、このドライバー(作品の中で名前はない)「ラースと、その彼女」の
主演男優だった。びっくり、見終えて調べてみるまで気付かなかった。



私にとっては、久しぶりのアメリカ映画のヒットだった。




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バーナビー警部

2012年10月11日 | 映画
「バーナビー警部」イギリス/○○

初め、この主役である人物を見て正直がっかりした。
ボディも顔も大きな四角形型、全然タイプではない。
が、内容は結構引っ張ってくれる展開で、ほど良い切れ味だ。
警部としてのバーナビーだけではなく、家庭人としてのバーナビも
よく描かれている。

そして今、毎週2巻ずつレンタルし10巻を終えたところで完全に
忘れられない人となっている(全28巻)
この人の「目」の表情で読み解く愉しみがある。信頼の置ける確かな目の演技だ。


イギリスの日常を描いた作品が好きだ。
大きな庭には豊かに咲き誇る花々、旧いものを大事にする気質、
エレガントな振る舞い、エチケットをわきまえた所作に学ぶことが多い。
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