日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

堪能・・・4時間も

2011年10月29日 | 喜怒☆楽
昨夜、「芸能人歌がうまい王座決定戦スペシャル」を見た。
なんと4時間も

いつも、民放のくだらない長い長い番組編成に腹を立てているが、
この番組は時間を忘れてどっぷり嵌ってしまう。
ものマネを競うのではなく、歌の上手さで勝負の番組だ。
JOYの歌が大好きなので、この人、聞きたさに粘ることにした。
だが・・・気になる人が続々と出てくる。凄いレベルの高さだ
この場に出場してくる芸能人はほとんどレベルの差がないので上手いだけでは
先に進めない。真摯に”伝えてくるもの”がないと点が重なってこない。
だから、少々、歌唱力は落ちても味わいのある歌声を運んでくる人が決勝に残る
こともある(以前、優勝した草野仁さんの「吾亦紅」は未だに耳に深く刻み込まれ
ている)
こうなると選曲センスが勝敗を分けることになってくる。その辺の見極めも楽しみ
の一つとなる。

前回優勝のダブルメールの「あずさ2号」「ハナミズキ」の綺麗
なハーモニーはいつまでも聴いていたくなる。本当に耳に気持ち良い。
このペアの美ハーモニーを撃沈できる人はいないだろう。と、思っていたら・・・。

亀田大毅の”尾崎豊”は良かった。このボクシングチャンピオンの歌唱は
かなり好感度。イメージとはかけ離れ、率直に気持ちの奥を吐露するような歌い方
で会場内を制圧。2曲目、3曲目と選曲の良さも手伝ってダブルメールを1点差で
沈めてしまった。亀田凄い!
こういうタイプを毎回一人は投入してくるので目が離せない。
ただ、次回にこれほど堪能できるかどうかはそこは疑問。加納ミカ、草野仁も
回を重ねると耳が我がままを覚えてきてたから。

JOYもそんな感じ。亀田くんよりソフトな声質で全く力んだところ
なく、だがガシっとグイグイ引っ張られる。都会的な透明感ある歌唱だ。強豪を次々
倒し健闘したがLilicoさんに喰われてしまった。これは選曲ミス。Lilicoさん相手に
「オリビアを聴きながら」はいかにも弱かった。1曲目の藤井フミヤの曲は本人より
数段良かった。あぁ、もう一度聴きたい淡々と歌うタイプは後で歌った
方が得かな。

森口博子の演歌(都はるみ)もかなり良かった。ベタベタの演歌
ではなく森口流で大人の女の哀歓漂わせて迫ってきた。森口はこの番組に相当入れ
込んでくるので迫力がある。

友近は誰もが認める上手さなんだけど、どの曲を歌っても「上手いなぁ」という
そこまでの感想。その先に欠けているものがある。上手さゆえの、ベテランゆえの
行き詰まりを感じてしまう。途中で上手さに飽きてしまうのだ。藤田朋子さん然り。

今回、その先↑を飛び越えたのが松本明子さんだろう。
松本明子の徳永の「壊れかけのradio」はすっかり松本さんのradio
となりピュアで切なかった。

締めは、ものまね王「清水アキラ」の息子清水良太郎くん。
(きっとお母さんがもの凄く綺麗な方なんだろう、結構イケメン)
父親譲りの抜群の歌唱力で強豪を押さえ見事な優勝だった
私は亀田くんで決めたかったのだけど

これほど出場者がハイレベルなのに、審査員に難のあると思しき方が数名。
・・・と感じていたが、それぞれの審査の結果が妥当と思われる範囲だったので
なんとか納得。片瀬さんのフォロー感ある小説を読むようなコメントは面白い(小林
綾子さんへの適切なフォローに拍手) 
だが、これほど出場者が真剣勝負に出てくるのだから、女優審査員を減らし、音楽に
詳しい審査員を少し増やして欲しい。比率の問題。
例えば・・・堺委員長はそのまま据え置き、説得力のある武田鉄也、八代亜紀も的確な
コメントを出してたし、坂本冬美なんかもいいコメント出せそう。


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演技以外で思うこと・・・世界体操選手権

2011年10月17日 | 喜怒☆楽
内村くん大活躍で予選からずっとテンション上がりっぱなしでTV観戦していた。
ハラハラしどうしで心臓が疲れてしまった

体操は採点がすっきり分かりやすい。
フィギュアスケートの奇奇怪怪な採点に比較するとその的確な採点が際立つ。
順位にほとんど不満が残らない。

個人戦の男子では演技が終了すると次の選手と同胞ではないけれどタッチして入れ替わる。そして、ベンチで待っている他選手や他コーチ等とフレンドリーに握手している。この無事と健闘をお互いに暗黙のうちに伝えるような光景が好きだ。
ところが女子となるとこれがない。自国の選手・コーチとは触れ合うが他選手とは接点がない。男と女の違いがよく出ていると感じる。男は戦いのルールをよく心得ている・・ってことかな。

男子解説の”声”で出演しているのが元日本代表の米田さん。
抑えた落ち着いた解説で聞きやすい。難度の高い演技の前は司会者がテンションを上げようとうるさくなりがちだが、米田さんが落ち着いた癒し系のボイスで解説してくれるので耳に心地良かった。的確で要領よく過不足なく淀みなく・・とても上手い。

山室選手の物怖じしない真っ直ぐな表情、笑顔が好ましい。
隠し事の出来ない人のような気がする。北京に向けてガンバレマッチョくん!

それにしても、なんと厳しいスポーツなのだろう。
人体でこれほどの技が機能できるということが信じ難い。
ひとつ間違えれば不随の身となる。親としての立場なら見ていられない。
内村くんのお母さんが”無事”を祈りつつ見ているとコメントされていた。いつも応援旗の陰からハラハラ覗くように観戦しているようだ。
田中兄弟の場合、3人分の心配か・・・命が縮まりそうだ。



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吸い寄せられるような演技・・内村航平

2011年10月10日 | 喜怒☆楽
今、東京体育館で世界体操選手権が開催されている。
昨日、男子の演技(予選)を初めて生で観戦してきた。


1時間遅れて辿り着いたらいきなり内村くんの鉄棒だった
やはりこの人が登場し動き始めると会場の目と関心が内村くんに一気にズームする。
そして鎮まる。その演技は流れるように静かだった。”力瘤”のイメージがほとんどなく曲線をリズミカルに描いていく。あまりにスムーズにこなしているのでド素人の私なんかでは大技の凄さが分からない。分からないけれど、綺麗な流線を描く内村くんの凄さのオーラは伝わってくる。

床演技は軽やかで重量感が感じられない。脚の線が意外に細く綺麗だ(総じて体操選手って脚が細い)床は短パンなので細い筋肉の動きがよく分かる。まるでバネが仕掛けられているように軽快に跳ね廻る。
このハイテクな演技を生の人間がやっている・・ということに改めて驚く。

鞍馬も滞りなく綺麗に流れてフィニッシュ 吸い寄せられるような綺麗な流れだ(私は何度綺麗を連発したのか?)

(画像はディリースポーツより拝借)

演技直前の集中する時間。静かな佇まいの人だ。
この様子を偶然横の角度から見ていたが、この佇まいに胸を打たれた。
沈着冷静というのではない、もっと柔軟で自然な静まりをこの人に感じる。かかる重圧は凄まじいだろうに・・・。






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