日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

証人喚問・・・熟視

2018年03月28日 | 喜怒☆楽
佐川氏の国会証人喚問を興味深く見た。
一瞬の表情・所作から見えてくるものを見逃すまいと。

佐川氏の発する言葉からは”なんて有能な発言者”だということに驚く。
ほぼ隙がない。淀みなく流れるように用意周到な言葉を吐く。
(この隙なく構築された雄弁さに「大したもんだ」なんて、ため息がでた)

こうなってくると、喚問する側の切り崩していく話術に関心が向く。
逢坂誠二氏(立憲民主党)のある質問が印象深い。
佐川氏一人に全ての責任を被せ隠れようとする輩の所在を炙り出そうとする。
 「佐川さん、(あなたは)被害者だと思えてならないんですが・・」
 「理不尽だと思わないですか」
来た!いい切り口 ここでちょっと佐川氏の表情に変化が・・・と
思ったが実に手強い相手だ。
逢坂氏に時間が足りなかった。

喚問を映すカメラワークが実に上手かった。
佐川氏の表情をUPで撮ると正面からは真摯に懸命に応えているように見えるが
真横より少し正面寄りのドUPで目が映ると狡猾で鋭い人間像が見えてくる。
この有能な人の能力を”国民のため”に使ってほしかった。
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樋口さん、まさかまさかの栄光

2018年03月24日 | フィギュアスケート
フィギュアスケート「世界選手権」2018/3
えっ、ええっ----の結末だった
樋口新葉さん銀メダル・宮原智子さん銅メダル。

オリンピック直後の世界選手権は波乱が起きることは予測していたが・・。
まさかこんな表彰台の景色は予想外だった。
オリンピック出場選手はピークをオリンピックにもってきているので、世界選手権では思いどおりの
結果を残しにくい。
あのザギトワが転倒し、コストナーはSP好調ながらフリーで転倒、そして宮原さんも転倒。
(元気を維持していたのはオズモンドだけ。メドベージェワは欠場)
そんな中、樋口さんのフリーはほぼ完ぺきで来ていた!
降って湧いたような銀メダルタイトルである(SP8位、フリー145.01)
宮原さんとは僅か0.82差である(宮原さんのフリー135.72は採点が辛すぎるかな)
表彰台に上った二人をあらためて眺めて見れば・・・やはり宮原さんの不運(?)を思う。

オリンピックでは高レベルの激戦の中4位と健闘しているが、オリンピックはメダル至上主義のような雰囲気が
歴然とあるのでメダルなしでは後世に名は残りずらい。
世界選手権では3位と好成績ではあるが2位という上の位置に樋口さんの名前が燦然と輝く。

樋口さんの健闘を称えるべきところだが、
その前に、事の成り行きの予想外の結末に戸惑っている。
オリンピック出場から外された後の彼女からここまでの道のりとその結末のストーリー。
今季(2017~2018)という括りで言えば、タイトルではっきり名を残したのは樋口さんということになる。
(スポーツの世界はタイトルが先行するので、あの時は・・という詳細は忘れられてしまう)
宮原さんと樋口さん。この1月から3月までの短期間の二人の対比で、人生とは予測不能であり山があり谷があり云々、
という物語を凝縮して見た思いがする。
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そだね~、に辟易

2018年03月22日 | 喜怒☆楽
カーリング女子のオリンピック活躍の余波が続く。
昨日のTVニュースのほとんどがカー娘の凱旋パレードが主だったニュースとして上がっていた。
正直・・・うんざりです。

カーリングはオリンピック競技としてのスポーツに非ず、が自論です
こんなに人気を集めているスポーツに(可愛い風貌に?)きつい反感を買われそうですが・・
表面的ないささか滑稽にも見える競技ポーズから得る印象よりも、遥かに繊細な難しい競技であることは承知してはいます。
ですが・・・やはり、子どもの頃より自身では絶対なし得ない存在として”オリンピック選手”としてのアスリート像から
あまりに遠く遠くかけ離れているのです

長年、身体を極限まで鍛錬し一つ間違えれば大けがを覚悟で果敢に挑むアスリートの姿に特別な尊敬の念を抱いて
応援してきたオリンピックに、カーリングが登場してきた年の違和感がずっと拭えないでいる。
今期その思いに拍車をかけたのが”補給食”の食べっぷりの映像。これは、もう、がっかりでした。
苺をぱくりお菓子をぱくり。同好会の集まりかよ・・液体で補給しろよ(独り言)
彼女らでオリンピック選手のアスリート像が崩れていく(わたしの)

しかしね、同日に平野歩夢くんのパレードもあった訳ですよ。
中継はほんの僅かでしたね。あんなに偉大な記録を打ち立てたんですよ。
銀メダル連覇(15才、19才)もの凄い過酷な競技です
高木美帆さんはオリンピックの後、オールラウンダー世界選手権総合優勝、ワールドカップ総合優勝を
打ち立てて凱旋してるんです。オリンピック後のズタズタの身体の後にこの偉業ですよ
民放ならカー娘主体でむべなるかなとも思うが、NHKまでほぼ同じ扱いでしたね

ま、他競技の選手たちはテレビの取材攻勢から逃れられたとむしろほっとしているかも知れないが。
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森田剛くんの映画

2018年03月16日 | 映画
今、PCを開いてみたらポータルサイトのニュースに森田剛くんと宮沢りえさんの結婚の報が入っていた。
奇しくも昨夜、森田くんの過去作を観たばかりだった。

「ヒメアノール」2016/5月公開
監督・脚本:吉田恵輔  原作:古谷実(コミック)
出演:森田剛 濱田岳 ムロツヨシ他
ヒメアノールとは、ヒメトカゲの小型の爬虫類の意。

森田くんはサイコキラーです。演技とは思えない自然体の不気味さ(褒めてます
この不気味さはかなりヤバく壊れてますよ
顔をそれほど作らなくても不気味さをここまで出せてくるって相当な力量です。
ムロツヨシも、これも壊れている。森田のサイコとは別の切り口で不気味だ。
濱田岳は人の良い善良な役どころで、二人の不気味さに挟まれて狼狽え
取り換えしのつかない状況にズブズブと入りこんで行く。その狼狽ぶりが抑えた演技の中で本当に巧い。
ヒメアノールは全く情報皆無であったけど良作であった。(暴力シーンはきつかったが

森田くんは舞台でもとてもいい演技をする。
素晴らしい演者としての宮沢さんを伴侶とし、今後の活躍を期待する。
おめでとう!

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いいなぁ、この作品・・・リメンバー・ミー

2018年03月16日 | 映画
「リメンバー・ミー」アメリカ2018/03/16~公開 アニメーション(ピクサースタジオ)
監督・原作:リー・アンクリッチ(他作品トイストーリー3)


このアニメ、愉しみにしていた。そして期待どおり・・期待以上の出来だった
画面展開がもうワクワクの連続で愉しい。キャラクターが洒落ている(骸骨の造形がステキだなんてね
キャッチコピーで「時を超えてー家族をつなぐ奇跡の歌」と分かりやすく要約されているように
ミュージシャンを目指す少年と、訳ありでそれを阻止しようとする現在と過去の家族との経緯を描く。
「死者の国」の表現が幻想的で美しく愉しい(既視感が・・・鎌倉ものがたりで描いていた死者の国の造形とよく似ている)
原作者と監督が同一人物で、起草から転結まで無理なく押しつけがましくなく感動の世界へ導いてくれる。
観客の掴みどころをよく心得ているなぁと感じる。
作中で歌う少年の歌声がとても綺麗だ(吹替)
大好きですこの作品
子どもたち誘っても、大人同士でも愉しめる。




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