ほとんど、感想なしのただの備忘録です。
1月
★「竹久夢二展」 竹久夢二美術館(記事あり1/9)
★「土偶展」 東京国立博物館
★「木村伊兵衛とアンリカルティエ・クレッソン」 東京都写真美術館(記事あり1/17)
★「江戸の彩りー珠玉の浮世絵コレクションー」 太田記念美術館(記事あり1/17)
★「柴田是真の漆×絵」 三井記念美術館
緻密な遊びがあちらこちらに施されている。
小箱の上のハエを掴むと引き出しが開くという具合に、または漆塗りが鉄器のように
見えたりと・・・日常のちょっと愉しい風景を掬うとる感性が粋。
★「夢二展」 三越ギャラリー
今月、またまたの夢二さん。ここは偶然の遭遇でした。
★「麗しのうつわ」 出光美術館(記事あり1/28)
2月
★「江戸のうつわ」 戸栗美術館
★「国立近代美術館 常設展」 児玉希望の”フランス山水絵巻”に暫し魅了される。
★「国立近代美術館工芸館ー近代工芸の名品”花”-」
五味文郎:木目込み人形”紅梅”の帯のたれの模様が美しい。
平田郷陽:”紅梅の少将”木彫り人形の衣装の色、織り、刺繍
3月
★「浮世絵の死角」 板橋区立美術館
このタイトル、気になりませんか?(ここはアプローチが上手いですよね)
山本昇雲”不忍の夕”
吉田博”ヴェニスの夕””柳に石橋” 共に多色刷り木版画だが水墨画の
ような風情。殊に”柳に石橋”の池に浮かぶ睡蓮のシンプルな造形が胸を突く。
(こんな素直に表現できるこの人に羨望する)
★「小野竹橋展」 国立近代美術館
★「美の饗宴ー東西の巨匠たちー」 ブリジストン美術館
浅野忠”クレーの洗濯場”再会。これは出会うたび、この水面にとろけそうに酔う
★「岩合光昭 動物写真展」 たばこと塩の博物館
やはり、白熊親子のビッグな作品は素晴らしかった。親子の温かい営みが画面
の隅々に溢れ、この平和な営みが続きますようにと願わずにいられない。
小熊も犬も猫も、可愛いを通りこして神々しい。
4月
★「朝鮮陶磁」 日本民藝館
”竹林 七賢人文”は賢人の表情がブ細工で性悪な感じが愉快!
”染付 化粧具”は染付草花六角瓶など小品ながら煌くような作品が多い。
あぁ、朝鮮ものは絵も陶磁もなんて愉しいのだろう
ちょっと、失敗しちゃったかな?でも、イイじゃん気にしない・・・って
感じの大らかというか、強引というか、知に欠ける()というか
まぁ、そんな気構えが身近に感じられるところがいい。
★「千葉市美術館 名品展」(企画展のタイトルが不明です)
記事あり(4/24)
★「初期伊万里展 併設朝鮮陶磁」 戸栗美術館
★「フランク・ブラングィン展」 国立西洋美術館
これはかなり圧倒されました。あまりに圧倒されると言葉が出ないのですね。
何度も記事にUPしようと試みたけれど諦めました
★「三岸節子展」 日本橋高島屋ギャラリー
”桜さいた”より節子さんのコメントです。
「生命に執着し、執念を燃やす怖さを知らなければ本当の桜を描いたことに
ならない・・・今、私は描ける」84才。
桜の怖さは多少なりとも感じていただけにこの人のこの桜を是非観たかった。
凄い桜だった。
三岸さんの絵は、凪のない節子さんの心の有り様が厳しい赤に表出されて
いるようで私には苦しいと同時にやはりその激しさに魅かれる。
そんな中、スペインで描かれた”小さな村”の中にふんわり優しい美しい
ピンクを発見し、なぜか「良かった」と胸をなで下ろす。
★「日本近代美術ー風・流れる・涼ー」 大倉集古館
風・流れる、ってなんか魅かれるタイトルだった。
狩野洞春:伊勢物語第9段東下りより”隅田川図”は、薄暮色にたゆたう
ように流れる川べりに微かな緑の葦が浮かぶ。この絶妙な色具合に
足が釘付け。
5月
★「ユトリロ展」 損保ジャパン美術館
諸事情により隠蔽生活(自らの意思ではなく)が長かったというユトリロ。
そんな特殊な背景から描かれた風景画は同じ場所での作品が多い。
”慰霊碑”は「止まった」感じの作品が多い中で、頗る明るく描かれている。
春風が画面の中に溢れ、柔らかく心地良さそうに流れている。微風と共に
木々の香りさえこちらに届いてきそうだ。
★「再発見!クレパス画」 うらわ美術館
清原啓一”薔薇”は小品だが喉から手がでるほど欲しかった
こんな素直で可愛い薔薇を部屋に飾り、一日何度も目に触れることができる
としたらこの上ない贅沢だ。
大好きな須田国太郎”マミジロとモクゲ”は安野モモコを連想してしまう(似てる)
田崎廣助の”阿蘇”は色彩感覚が独特で魅かれる。
★「和ガラス」 サントリー美術館
波模様の金魚鉢が愉快。波の上部の飛沫がリアル感を誘い、この鉢の中で
金魚が泳いでいたらこの飛沫が活きてくる。心憎い演出で愉しい作品だ
★「ボストン美術館展」 森アーツギャラリーセンター
上手い観せ方だな、と思ったのはモネ作品。緩い半円の中に作品を並べて
あるので、そのコーナーに入った途端一瞬にしてモネ作品の中に埋まって
しまうような感覚に襲われる。豊穣で幸福な一瞬を得、一つひとつ丁寧に
味わい、最後に半円の軸の辺りに位置取りし、再度溢れる色彩に思う存分
埋まる。
6月
★「ルーシー・リー展」 国立新美術館
この人のピンク・緑の釉薬はとても美しい。
★「オルセー美術館展」 国立新美術館
前回のボストン美より面白い作品が多かったような・・。
ボナールとドニ作品により魅かれる。殊にピエール・ボナールはクセになりそうだ
★「長谷川りん次郎展」 平塚市美術館
TVで紹介された後に出かけてしまったので混雑。
そこにあるモノをここまで誠実に描くことの地道な根気、強固な意志、
静かな意欲。ここに感嘆すべき人の一生があった。
りん次郎の言葉より抜粋↓
「・・・面積・比例・骨格・動かし難い心棒・神聖な幾何学・・」実物を目の前に
してりん次郎が考えること。
「太陽の光をいっぱい吸った土の色が一番美しいと思う色彩だ」とりん次郎は
述べていた。
★「アルフォンス・ミュシャ展」 三鷹美術ギャラリー
この人の主だった作品よりも、私は油絵に強く惹かれた。
★「伊藤若冲アナザーワールド 併設ー江戸みやげー」 千葉市美術館
若冲は面白いけれど、今回は「江戸みやげ」の方に釣られて
いつ行っても、必ず、充実した気持ちを持ち帰ることができるのが素直に嬉しい。
(遠いのが難だけど)
今週は「報道写真展」東京都写真美術館
の予定です。
1月
★「竹久夢二展」 竹久夢二美術館(記事あり1/9)
★「土偶展」 東京国立博物館
★「木村伊兵衛とアンリカルティエ・クレッソン」 東京都写真美術館(記事あり1/17)
★「江戸の彩りー珠玉の浮世絵コレクションー」 太田記念美術館(記事あり1/17)
★「柴田是真の漆×絵」 三井記念美術館
緻密な遊びがあちらこちらに施されている。
小箱の上のハエを掴むと引き出しが開くという具合に、または漆塗りが鉄器のように
見えたりと・・・日常のちょっと愉しい風景を掬うとる感性が粋。
★「夢二展」 三越ギャラリー
今月、またまたの夢二さん。ここは偶然の遭遇でした。
★「麗しのうつわ」 出光美術館(記事あり1/28)
2月
★「江戸のうつわ」 戸栗美術館
★「国立近代美術館 常設展」 児玉希望の”フランス山水絵巻”に暫し魅了される。
★「国立近代美術館工芸館ー近代工芸の名品”花”-」
五味文郎:木目込み人形”紅梅”の帯のたれの模様が美しい。
平田郷陽:”紅梅の少将”木彫り人形の衣装の色、織り、刺繍
3月
★「浮世絵の死角」 板橋区立美術館
このタイトル、気になりませんか?(ここはアプローチが上手いですよね)
山本昇雲”不忍の夕”
吉田博”ヴェニスの夕””柳に石橋” 共に多色刷り木版画だが水墨画の
ような風情。殊に”柳に石橋”の池に浮かぶ睡蓮のシンプルな造形が胸を突く。
(こんな素直に表現できるこの人に羨望する)
★「小野竹橋展」 国立近代美術館
★「美の饗宴ー東西の巨匠たちー」 ブリジストン美術館
浅野忠”クレーの洗濯場”再会。これは出会うたび、この水面にとろけそうに酔う
★「岩合光昭 動物写真展」 たばこと塩の博物館
やはり、白熊親子のビッグな作品は素晴らしかった。親子の温かい営みが画面
の隅々に溢れ、この平和な営みが続きますようにと願わずにいられない。
小熊も犬も猫も、可愛いを通りこして神々しい。
4月
★「朝鮮陶磁」 日本民藝館
”竹林 七賢人文”は賢人の表情がブ細工で性悪な感じが愉快!
”染付 化粧具”は染付草花六角瓶など小品ながら煌くような作品が多い。
あぁ、朝鮮ものは絵も陶磁もなんて愉しいのだろう
ちょっと、失敗しちゃったかな?でも、イイじゃん気にしない・・・って
感じの大らかというか、強引というか、知に欠ける()というか
まぁ、そんな気構えが身近に感じられるところがいい。
★「千葉市美術館 名品展」(企画展のタイトルが不明です)
記事あり(4/24)
★「初期伊万里展 併設朝鮮陶磁」 戸栗美術館
★「フランク・ブラングィン展」 国立西洋美術館
これはかなり圧倒されました。あまりに圧倒されると言葉が出ないのですね。
何度も記事にUPしようと試みたけれど諦めました
★「三岸節子展」 日本橋高島屋ギャラリー
”桜さいた”より節子さんのコメントです。
「生命に執着し、執念を燃やす怖さを知らなければ本当の桜を描いたことに
ならない・・・今、私は描ける」84才。
桜の怖さは多少なりとも感じていただけにこの人のこの桜を是非観たかった。
凄い桜だった。
三岸さんの絵は、凪のない節子さんの心の有り様が厳しい赤に表出されて
いるようで私には苦しいと同時にやはりその激しさに魅かれる。
そんな中、スペインで描かれた”小さな村”の中にふんわり優しい美しい
ピンクを発見し、なぜか「良かった」と胸をなで下ろす。
★「日本近代美術ー風・流れる・涼ー」 大倉集古館
風・流れる、ってなんか魅かれるタイトルだった。
狩野洞春:伊勢物語第9段東下りより”隅田川図”は、薄暮色にたゆたう
ように流れる川べりに微かな緑の葦が浮かぶ。この絶妙な色具合に
足が釘付け。
5月
★「ユトリロ展」 損保ジャパン美術館
諸事情により隠蔽生活(自らの意思ではなく)が長かったというユトリロ。
そんな特殊な背景から描かれた風景画は同じ場所での作品が多い。
”慰霊碑”は「止まった」感じの作品が多い中で、頗る明るく描かれている。
春風が画面の中に溢れ、柔らかく心地良さそうに流れている。微風と共に
木々の香りさえこちらに届いてきそうだ。
★「再発見!クレパス画」 うらわ美術館
清原啓一”薔薇”は小品だが喉から手がでるほど欲しかった
こんな素直で可愛い薔薇を部屋に飾り、一日何度も目に触れることができる
としたらこの上ない贅沢だ。
大好きな須田国太郎”マミジロとモクゲ”は安野モモコを連想してしまう(似てる)
田崎廣助の”阿蘇”は色彩感覚が独特で魅かれる。
★「和ガラス」 サントリー美術館
波模様の金魚鉢が愉快。波の上部の飛沫がリアル感を誘い、この鉢の中で
金魚が泳いでいたらこの飛沫が活きてくる。心憎い演出で愉しい作品だ
★「ボストン美術館展」 森アーツギャラリーセンター
上手い観せ方だな、と思ったのはモネ作品。緩い半円の中に作品を並べて
あるので、そのコーナーに入った途端一瞬にしてモネ作品の中に埋まって
しまうような感覚に襲われる。豊穣で幸福な一瞬を得、一つひとつ丁寧に
味わい、最後に半円の軸の辺りに位置取りし、再度溢れる色彩に思う存分
埋まる。
6月
★「ルーシー・リー展」 国立新美術館
この人のピンク・緑の釉薬はとても美しい。
★「オルセー美術館展」 国立新美術館
前回のボストン美より面白い作品が多かったような・・。
ボナールとドニ作品により魅かれる。殊にピエール・ボナールはクセになりそうだ
★「長谷川りん次郎展」 平塚市美術館
TVで紹介された後に出かけてしまったので混雑。
そこにあるモノをここまで誠実に描くことの地道な根気、強固な意志、
静かな意欲。ここに感嘆すべき人の一生があった。
りん次郎の言葉より抜粋↓
「・・・面積・比例・骨格・動かし難い心棒・神聖な幾何学・・」実物を目の前に
してりん次郎が考えること。
「太陽の光をいっぱい吸った土の色が一番美しいと思う色彩だ」とりん次郎は
述べていた。
★「アルフォンス・ミュシャ展」 三鷹美術ギャラリー
この人の主だった作品よりも、私は油絵に強く惹かれた。
★「伊藤若冲アナザーワールド 併設ー江戸みやげー」 千葉市美術館
若冲は面白いけれど、今回は「江戸みやげ」の方に釣られて
いつ行っても、必ず、充実した気持ちを持ち帰ることができるのが素直に嬉しい。
(遠いのが難だけど)
今週は「報道写真展」東京都写真美術館
の予定です。