日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

多彩な才能

2008年03月30日 | 喜怒☆楽
季刊誌「銀花」153号より、またまた好きな作品を抜粋して載せます。


矢野太昭(やのたいあき)さんのガラス工芸。ガラスと土・金属を融合させた彫像は、
ガラスそのものの可能性、表現できる幅が豊かになり自由になった・・と矢野さんは言っている。

↑塗り壁職人の挟土秀平(はさどしゅうへい)さん。
左官家業を継いだがそれだけの仕事に収まらず、2001年「職人社 秀平組」を
起こす。土を捏ねて鏝で塗るという作業を、絵の具が土で筆が鏝という発想で
捉え大胆で斬新な作品を生んだ。

↑金憲鎬(きむほの)さん。多様な姿をした焼き物を造る。器だったりオフジェ
だったり、武骨なようでいて温かく楽しい。

泉 泰代(いずみやすよ)さん。漆作家。”木肌”の魅力に惹かれた泉さんは彫刻刀と鑿で木肌の年輪の美しさを際立たせサッと漆の薄化粧で仕上げる。「彫刻刀で一えぐりするたびに、木目に変化が生まれ、木が勝手に模様を作ってくれた・・自然の妙味に”木って本当に面白い”」と泉さんはコメントしている。シンプルの極み。

↑花守 高橋武市さん。これは一押しの「作品」です
北海道紋別町にあるこちら陽殖園はなんと7.5ヘクタールの広大で豊かな植物の園。
高橋さんが50年以上もかけて育てあげた原始の森のようなロケである。
”北国に自生する草木だけでなく帰化植物も園芸種も隔てなく育て植栽する。人工的な景観ではなくむしろ原始の香りが馥郁とする。草花の配列もこんもりした山も鏡のように煌く池もすべて高橋さんが設計したー文中抜粋ー”
野放図に開放されたような草花の宝庫。伸び伸びと延々と続くような緑の葉と多種な花々の色彩が溢れる道。(9月が一番美しいらしい)
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おっとっと。。。

2008年03月29日 | 子猫の春坊(0~1才)

春坊、大きくなって愛用のクッションがギリギリ際どい範囲で納まっている。


・・・ついにボディの一部がはみ出してしまった



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桜便り~大学構内

2008年03月28日 | 喜怒☆楽
きょう明日が桜満開のようですね。

昨日、出先から寄り道して”国際基督教大学”へ桜を観に行った。
(武蔵境からバスで10分ほど。三鷹からもOK)
ここは穴場なのです。とても綺麗なロケなのに人があまりいない
まぁ、大学の構内ということもあり「行楽弁当広げてシート広げてルンルン・・」という訳にはいかないけれど、静かに開花を楽しみたい人には心地よいスポット。

国際基督教大学行き(他の便も多数有り)の大学入り口バス停で降りて門を潜ると・・・いきなりパッと満開の桜並木が目に入る。

 
幹が複雑で歴史の重みが感じられる木々である。
桜一面のピンクの背景に、沿道沿いの雪柳の白や椿の赤なども趣に色彩を加え春満載。夕日に照らされて(PM5:00過ぎ)
今年もこちらのスポットからの桜便りでした。。。

追記・・・こちらの大学よりもう少し先へ行くと中近東文化センターがあります。
マイナーな美術館ですが展示作品はギュッと充実


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初体験のジャック・タチ

2008年03月15日 | 映画
↑「ぼくの伯父さん-1958-」「プレイタイム-1967-」
監督・脚本はジャック・タチ。映画通の方なら知っているかも知れないが、私はジャック・タチ初体験だった。旧い作品だが中身は旧さを全然感じさせない。タチ自らが主演している「ユロ伯父さん」はかなり浮世離れしている。
パントマイム風の身のこなしだけでほとんど伯父さんは語らない。廻りの助演者もセリフは極力少ない。が、映像から流れてくる情報は豊かで一瞬たりとも映像を見逃せない。風景あるいはセットのあちこちにセンスの良い”いたずら”が隠されていて、それは淡々とした流れの中にヒョいと挿入されている。
「コーヒーでも飲みながら」なんて画面を離れた隙に美味しいところを見逃してしまうかも知れないので注意されたし
特に「プレイタイム」は視覚の面白さを熟知した人の上質のコメディ作品で、ジャック・タチはクセになります
余談・・「ぼくの伯父さん」は犬の使い方が上手い
「プレイタイム」の女性は全員脚が綺麗っ

も一つもなかなか味わいのある作品。人が良く皮肉屋の娼婦カビリアのお話。主演女優(ジュリエッタ・マシーナ)のこなれた演技は印象に強く残る。

映画ネタは久しぶり。相変わらずせっせと「見て」はいたけれど、だんだんコメントが面倒になり久しく書いてこなかった。年代・監督・俳優を調べて概要をまとめて・・の過程がヤケに面倒になりつつあって。。。
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