日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

名演の犬

2017年09月29日 | 映画
「僕のワンダフルライフ」アメリカ
  監督:ラッセ・ハルストレム


見終わった後、朗らかな心地よい余韻が残る。
”泣き”へと誘うような手垢のついた演出に頼るのではなく、そういう”湿”な部分はサラっとスルーしてくれている。

寿命で命を終えた犬が、飼い主のその後の人生が気になり再度巡り合うために生死を繰り返す犬の物語。
やんちゃな犬と飼い主との幸せな日常風景は、動物好きな人なら飽くことなくずっと見ていたいと思うだろう。
犬のポジティブ思考がただただ微笑ましい。
画像の犬の演技(?)が驚くほど豊かだ。犬の頭の中で考えている喜怒哀楽がその顔面の表情で伝わってくるのだから
素晴らしい名優である
このコ(犬)の前向きな天真爛漫さに気持ちが朗らかになる。

(作品として秀作かと問われれば無難な創りですと応えておきます)


「三度目の殺人」「笑う故郷」「50年後の僕たちは」と期待値が高かった作品が
我流の期待値以下が続いていたのでこのワン名優に出会えたのは嬉しい。
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タイムリミットを考えてみた。

2017年09月23日 | 喜怒☆楽
安室ちゃんの引退。
かなり驚いた、が、気持ちのどこかで納得もいった。

”まだできる”状態での引退とやり尽しての引退。
例えばスポーツの分野なら、衰えは歴然としているのに
やり尽くそうとするその頑張りにファンは感動を覚えたりする。

安室ちゃんのようなポジションにいる人は
ビジュアルの維持が本当に大変だと思う。
ただの外装だけのビジュアルだけでなく、
内側からのエネルギーの威力がなければあの輝きは無理。

40の齢を超えて、
歌唱は維持できる、ダンスも踊れる(ダンスは50過ぎても踊れます)
だが、舞台で底光りするような”未熟を孕んだパワー”の魅力が消失してくる。
未熟を孕んだパワーとは、誤解のないように言い換えれば”まだ”のびしろの予感があること。
もっと行ける、もっと行けそうだ、の気持ちと体力のバランスの均衡が崩れるとしんどい
のではないか?
タイムリミットだったのかな・・・まだ行けるよと惜しまれながらの引退・・潔い人だな

歌唱とダンスに区切れば他にも上手い人は多々居るけれど
歌唱ダンスビジュアル全て揃って世界に披露できる人は安室ちゃんと大野くんだけだなと思っていた。
(大野くんは舞台上のソロでは激変する


付記・・私事。
どんなに若く見えても40才少し前から以降はビジュアルは衰えます。
どんなに外装に手を尽くしてもちょっとストレスが入ると途端にビジュに表出してくる。
それが齢を重ねるということの現実。
ここに拘っていると歳を重ねて得た面白さを見失ってしまうのでほどほどに。
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日焼けが過ぎる・・かな

2017年09月12日 | お気に入りの人たち2016~
大野くん、CMが少ないナ・・と常々思っていた。
あんなに人気も相当なものなのに”なぜだ、なぜだ”と不可解だった。
芸が上手いし、彼を使ったらかなりインパクト残せるのになぁ・・と。

で、昨日、日立の新CM(掃除機)での彼を偶然見た。
印象は「黒い」だった
視覚的に”浮いて”見える (ファンである私には素敵なんだけどね)
そうか・・・これだ!!

大野くんは海釣りが好きで年中トーストのごとくこんがり焼けている。
(期間限定ではなくほぼ年中)
CMって一瞬の視覚に打ってくるものだから、この日焼け加減は商品イメージにに響いてくるのではないか?
およそどの分野の企業イメージにも共通してくると思うのだけど。
私が広告主だったらやはりこの焼けすぎのイメージにコツンとぶつかる。

もったいない。本当にもったいない。
いろいろ、あれこれ彼のCM起用の少なさを多方面からも考えてみたのだけど
こんなシンプルな理由が一番合点がいった次第である。

大野くん、日焼け対策本気でして欲しいゾ。
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9月、観たい映画ラインアップ(2017)

2017年09月06日 | 映画
観たい映画、9月は続々あります

○「三度目の殺人」日本 9/9公開~
監督:是枝裕和  主演:福山雅治 役所広司
是枝監督はとりあえず押さえておきたい。

○「50年後のボクたちは」ドイツ 9/16公開~

ドイツ国内で大ベストセラー(220万部)の児童文学を映像化した作品。
原作に劣らず映画も良作となっているの評を得てチェック。
監督:ファティ・アキン

○「笑う故郷」アルゼンチン 9/16公開~

コメディ。ベネチア国際映画祭最優秀男優賞受賞作。
アルゼンチン映画を久々に堪能したい(しみじみと染み込んでくる作品と幾度か遭遇)
これは期待できそうな予感がする(私好み)

○「僕のワンダフルライフ」アメリカ 7/29公開~

ラッセ・ハルストレム監督。原作あり。
飼い主の少年が気がかりで、再び巡り会うため生まれ変わりを繰り返す犬のお話。



○「ポルト」 ポルトガル 9/30公開~

監督:ゲイブ・クリンガー
この監督は過去作でベネチア映画祭にて最優秀ドキュメンタリー賞を獲得している。
今回初の長編作を試してみたい(ロケ地のポルトガルが気になる)
 ・・・まるで寄木細工のように精巧に組み立てられた映画「ポルト」は、ある一夜に囚われた男と女の
 ふれあいを通して人生の一瞬の出来事をまるで・・・・
というサイトのコメントに惹かれる。


そして
○「あゝ、荒野」日本 10/7公開~ 

これは10月ですが菅田将暉くんとW主演のヤン・イクチュン(韓国)に注目してます
(この人、凄いです)
ヤンはこの作品に集中するため他作品を控えて臨んでいたとのコメントあり。


検討中の作品が
「おクジラさま、ふたつの正義」
  捕鯨問題で批判されてしまったちいさな漁師町を歴史を踏まえて”正しく知る”ドキュメンタリー。
  監督は「ハーブ&ドロシー」の監督なのでしっかりこれまでの現状を伝えてくれると思う。

「さよならもできない」
  恋人として別れても同居を続けるふたり・・・・って何だ??

「旅する写真家レイモンド」ドキュメンタリー

「ユリゴコロ」日本 吉高由里子
  沼田まほかる原作。独特の世界観を持つこの作者の作品をどこまで描けるのか・・・というところが気になる。

「わたしたち」韓国
  今の韓国の若いひとたちをとりまく現状を描いているのかな?
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土曜日、早朝TVでの出来事

2017年09月02日 | 喜怒☆楽
早く目覚め(05:00)、レンタルのDVDを観るべくTVのスィッチを入れた。
が、内容になかなか入って行けず、チャンネルをNHKに切り替えた。

なんと、M・ジェイが八代亜紀の「雨の慕情」をカバーして歌っている画面に出くわす。
とても良いなメイ・ジェイの「雨の慕情」。
八代さんが歌うと食い込んでくるような切なさがあるが、M・Jが歌うと儚さが見えてくる。

ここでチャンネルを切り替えると加藤和彦さんに出会った(2009年に自死されてます)
「あの人に会いたい」という番組の中の加藤さん。優れた楽曲を残してくれている。
各楽曲創作上の背景を語っているが、その語り口が曲の詞そのままのような印象をうける。
魂が自由な人だったような気がする。

画面に代表曲が上がる。
  「悲しくてやりきれない」
  「イムジン河」
  「帰ってきたよっぱらい」280万枚売上 
  「春夏秋冬」泉谷しげる
  「結婚しようよ」吉田拓郎
  「白い色は恋人の色」ベッツイ&クリス 

このラインナップをみるとどれもこれも優れていて改めて驚く。
詞を紡ぐ言葉はいたってシンプルだ。シンプルなればこその奥深さがある。
じんわりと優しく効いてくる。

今、「イムジン河」の曲調が気になってアマゾンを覗いたらCDがあった。
しかもカップリングとして「悲しくてやりきれない」が入っている

今朝の早朝の時間はかなりラッキーな連続であった。 


追記
「イムジン河」にはいろいろと複雑な背景がある。
この曲の原曲(原曲と言っていいのかどうか判断しかねるけど)は朝鮮民謡である。
朝鮮戦争で南北に分断され、南の故郷へ帰れないことに胸を痛める北の住民の気持ちを謳った曲だそうです。
松山猛さんという方が(一時期、加藤さんと組んでいたバンドメンバー)
この曲を初めて聴いたときに強いインパクトを感じ、加藤さんにフォーククルセダーズで歌って欲しいと依頼して
出来た曲がこれだったようだ。
2番と3番は松山さんオリジナルの詞で、加藤さんが歌いやすい曲に仕上げているという。
それが、発売直前に在日本朝鮮総連合会から抗議文が入り発売禁止処分となる。
曲に手を加えたことがいけなかったということか(大雑把な解釈でしか書けず申し訳ない
その後、長い長い時を経てCD発売となる。独特の哀しいメロディです。
少し、気になるなと思われたかたは映画「パッチギ」を合わせて観てみて。


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