思い出したくないことなど

成人向き。二十歳未満の閲覧禁止。家庭の事情でクラスメイトの女子の家に居候することになった僕の性的いじめ体験。

パンツ一枚になること(その1)

2007-06-10 18:26:31 | 3.この家の決まり
 Y美から言いつけられた用事、家事などをこなす時は、パンツ一枚の裸になること。
 このような決まりは、もっともな理由がないと、納得できるものではない。
 昨日、僕がパンツ一枚のまま夕飯の後片付けをさせられていると、Y美がソファに寝そべってテレビを観ながら、その日にできた新しい決まりを、楽しそうに何度も復唱するのだった。
 新しい決まり。窓拭き、掃除、洗濯、食事の用意、台所の片付け、洗濯物を干したり取り込んだりする時、すべてパンツ一枚でしなければならない。Y美は僕の後ろに立ち、「分かった?」と言い、返事を待たずに洗いたてのコップを取ると、フライパンの油の浮いた水をすくい、僕の首筋に垂らすのだった。短く声を上げた僕をY美が笑う。水は僕の背中を伝い、お尻に向かって落ちていく。パンツのゴムのあたりが濡れて冷たい。Y美は残りの水を一気に僕の首筋にこぼした。流しに向いて軽く背中を曲げているので、水はほとんど床にこぼれず、僕のパンツを濡らした。
 なんでパンツ一枚にならなければならないのか。質問すると、Y美はソファで脚を延ばしてから答えた。
「服が汚れるから。ふふふ。そんな答えじゃ納得できないでしょうね。まあ、あんたが納得するしないは、関係ないんだけど。あんたが裸でいれば私が言いつけたことをやっているんだという目印になる。裸でない時は、それ以外のことをしているんだって分かる。これは便利じゃん。一々聞かなくても、あんたを見れば分かるんだから」
 食器を片付け終わったので、僕は服を着てもよいか、訊ねた。
「明日、古紙回収だから、古新聞をまとめて紐で縛って門のそばに出して。なに、その不服そうな顔。裸でいるのがやなの?」
「だって、そりゃ、僕だって・・・」
「はっきり言いなさいよ」
 Y美が大きく見開いた目で僕を睨んだ。これでは、とても上手く言うことなど、できない。僕はトイレに行きたかったことを思い出した。
「せめてトイレは服を着てもいいですか。僕は家の中のトイレは使うことが許されていません。庭のトイレまで裸で行くと、人に見られてしまうかもしれないし」
「絶対だめ。とっとと歩けば、見つからないよ。仕事を中断してトイレに行くんだから、裸のままでいることくらい、当り前でしょ。少しは考えなさいよ」と、Y美はにべもない。
 玄関の裏口から庭に出て、飛び石伝いに離れのトイレまで行く。梅雨の、パンツ一枚の裸では少し肌寒い夜だった。おしっこを済ませて、裏口横の蛇口で手を洗う。それから、雑巾で足の裏を丁寧に拭いてから、家に上がった。
 新聞を紐で縛って門のところまで運ぶのだが、運ぶ作業も裸のままだ。短パン姿のY美はソファにうつ伏せになって雑誌をめくっている。運ぶのは玄関からではなく、すべて裏口からやるように言われた。裏口から大回りして運ぶ。新聞の束を両手に持って庭を横切っていると、家の中でくつろいでいるY美の姿が見えた。窓越しにY美と目が合ったが、Y美はすぐに手元の雑誌へ目を落とした。

 そんなわけで寝る前までずっとパンツ一枚の他は何も身に付けることができなかったのだが、その翌日もY美からさらに恥かしい思いをさせられた。
 その日、朝ご飯を終えると、僕は自分の部屋に戻って、学校の勉強をしていた。Y美に屈辱的な約束をさせられて以来、勉強をする時間的な余裕がまるでなくなり、以前なら考えられないことだが、宿題も満足に仕上げることができなくなっていた。その日は日曜日で珍しくおば様が在宅していたから、Y美も僕に対して専制君主的にふるまうことはないものと思われた。僕はこの少ない自由時間を利用して、自室にこもることにした。学力の下落を少しでも食い止めないと、会社の独身寮で住み込み家政婦として働いている母を心配させてしまう。
 そんな自由時間は、しかし、Y美による呼び出しによって二時間もしないうちに破られた。
 二階の僕の部屋の隣りに、お客さんを泊めたり宴会をしたりする時に使う十二畳の和室があった。バルコニーのある、南向きの明るい部屋だが、普段は特に使われていない。Y美は、自分の部屋でまず服を脱いでからこの部屋に来なさい、と言った。僕がパンツ一枚の裸になって、おずおずとだだっ広い和室に入ると、Y美は僕を畳の上に正座させ、バルコニーに面したガラス戸をぴかぴかに磨くように命じるのだった。

 脚立に乗って、ガラスの上のほうを磨いていると、Y美がそばに来た。ガラスを指で触れて、「まだ汚れているよ」と指を見て言う。僕の手からクリーナーを奪い、ガラスに塗ると、不意に僕のパンツを引っ張って、ガラスをごしごし拭いた。「ほらね」とパンツを引っ張って僕に見せる。拭いた箇所が黒く汚れていた。僕はおちんちんが見られそうになったので、恥かしく、脚立から下りようとした。
「いいからあんたはそのまま脚立に居なさい。下のほうは私が手伝ってあげるから」と無理矢理Y美に戻された。Y美の手に雑巾はない。しかし、クリーナーをどんどんガラスに塗り始めた。そして、僕のパンツを引っ張った。
 見られる、という不安から、僕は体をガラスに押し当て、なるべくパンツを引っ張られないようにした。パンツの腰、前のゴムの部分が汚れていく。
「パンツが白いと、汚れがよく分かっていいね」Y美は楽しそうに言い、ガラスを拭く手を休めた。その隙に僕が向きを変えて脚立から降りようとすると、Y美がすかさず、パンツの後ろのゴムをつかんで引っ張った。僕の背中がガラスに当たり、その勢いで思わず前に倒れかかる。パンツのゴムが大きく伸びた。Y美は強引に僕のパンツで拭こうとするので、パンツがどんどん下がってくる。
「いやだ、お尻が丸見えだよ。真っ白だね。かわいいお尻」
「いやだ。放して。パンツから放してください」僕は必死になってお願いした。
「うるさいな。それが人に物を態度?」怒ったY美が僕の尾骨を押す。その途端、僕は脚立から畳に転がるようにして落ちた。パンツが脱げて足首から抜けた。パンツはY美の手にぶら下がっていた。
「あらあら。素っ裸になっちゃったね」Y美がパンツと僕を交互に見比べて、勝ち誇ったように言う。ぼくは畳の上にへなへなと座り込んで、両手でおちんちんを隠した。
 思わぬ形でガラス拭きの代用を手に入れたY美は、全裸を恥かしがっている僕を無視するようにして、ガラス拭きを再開した。僕のパンツがY美の手の中でキュッキュッと音を立てる。
「人に手伝わせて、自分は見てるだけなの?」あきれ顔でY美が僕に雑巾を差し出した。それは今まで僕がガラス拭きに使っていた雑巾だった。僕はおちんちんをしっかり隠したまま、震えるもう片方の手で雑巾を受け取り、
「パンツを、パンツを返してください」と、頼み込んだ。
「この雑巾は私が今使っているの。あんたには別の雑巾を渡したでしょ。さ、早く拭きなさいよ」
 頼みは聞き入れてもらえそうもない。僕は絶対にY美におちんちんを見られないように股間に手を添えて、Y美のすぐ横でガラス戸を拭き始めた。Y美の動きは激しく、Y美
のブラウスやざらざらしたズボンが何度も僕の裸の肩や腰に当たった。そのたびにY美はちらちらと僕を見て、笑った。そして、
「オールヌードで窓拭きをする男の子って、生まれて初めて見たよ。恥かしいでしょ?」と聞く。僕は何も返答できず、うつむいたまま、片手でおちんちんを隠し、もう片方の手で雑巾をガラスにこすりつけていた。そして、僕が恐れているのは、今日は珍しくどこにも出掛けないおば様が、二階に上がってくることだった

 もし、おば様が今二階に上がってきたら、大きなガラス窓を並んで拭いている女の子と男の子の二人の後ろ姿を目にすることだろう。女の子のほうが男の子よりも身長が20cm以上高い。それよりも異様なのは、女の子はその年齢に相応しいかわいらしい服を着て、靴下まで穿いているのに、男の子のほうは、一糸まとわぬ素っ裸でいることだろう。二人は黙々とガラス拭きをしている。男の子が窓拭きに両手を使っていないところを見ると、男の子は自分だけが素っ裸でいることにかなりの恥かしさを覚えて、片手でおちんちんを隠していることが分かる。女の子は片手にクリーナー、もう片方の手に白い布切れを持って、手際よく拭き掃除をこなしている。午前の光が部屋いっぱいに流れ込んできて、女の子の頭を飾る小さなリボンや薄いピンクのブラウス、フリル付きのスカート、男の子の丸裸の背中やお尻、足を白く包み込んでいる。
 何気なく二階に上がったおば様は、突然そんな光景を目の当たりにして、絶句することだろう。そして、僕のことを変態と思うかもしれない。

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2 コメント

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Unknown (M.B.O)
2015-09-04 00:57:41
Y美がナオスさんの裸になぜこだわるのでしょうかね?

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Unknown (Unknown)
2015-02-01 00:59:28
Y美は本当にナオスさんの裸が好きなんですね!
Y美はナオスさん以外の男の子を裸にすることはなかったのですかね?

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