ベーカリーの商品構成で必要不可欠と思われている材料に、ソーセージ、ハム、ベーコンがあって、この素材を使った商品が多いこと。
確かに売れることは売れますが、もう少し芸のあるところを見せないと。こんな商品はコンビニに任せて、もっとセンスの良さと文化の高いところを見せられる様な商品が並ぶべーかりーを実現したいところです。
フランスはどんな田舎でもレストランとパン屋があり、それが美味しいメニューを持っています。感心したりちょっと羨ましく思ったり、フランス人の文化の高さと自分たちの文化を守る姿勢に、なんだか日本人として寂しさを感じます。
日本人には寿司、そばと言う、世界的に見ても最も素晴らしいファストフードであろうと思われる食品があります。しかし、コンビニが台頭してから、日本の文化を蔑ろにした食品が多くなり過ぎました。そばには麺つゆをかけてしまう、麺も増粘多糖類を多用し、時間が経っても麺が着かない、パスタしかり。弁当は電子レンジで温めて直ぐ渡され、便利ではあります。
しかし、食品もう少し自然で、手を加えすぎてない物、安心して食べられ、子供にも不安を感じることなく手渡せる物、そんな食品を創りたい、提案したい。パンも一つの外来種ですが、日本の文化を壊さないよう、そして安心して食べられるパンを提案します。
フランスでは日曜日デパートが営業できません。ドイツも同様です。これで巷のパン屋をはじめ個人経営の商店が成り立つわけで、今の日本は個人店を全く頭から否定する政策は私には馴染めません。アメリカでさえショッピングセンター、日曜日は5時閉店ですから。
ヨーロッパ型の社会の方が生きて行くには良いように思います。フランスの企業は社会保障費の負担が日本の1.5倍ほどあります。日本の企業も儲けるだけでなく社会に還元することを考えなければ。情けない、大企業の経営者。
個人店を元気にするため頑張ります。
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