Pains パリの味

パン屋、ベーカリー作りを応援します。

ベーカーテクノサービス

ベーカリー開業

2009-09-06 15:37:38 | Weblog

最近、ベーカリー開業の問い合わせが大変多くあります。

 しかし、パン屋10年程度の経験でベーカリーを開店したいとの話と、全く経験が無くベーカリーの開店を目指していますので、お力を貸してくださいとの問い合わせがとても多くあります。

 これまで、国内、海外問わず多くのベーカーを採用し育ててきましたが、特に国内では10年程度の経験が在るにも関わらず、自身で商品を開発するに当り、商品設計が出来ない、生地の配合を組み立てられない、だから生地開発が出来ない、よって既存の生地にトッピング・フィリングを代え、形を多少変えただけの面白くもなんとも無く、生地とフィリングの味、食感が全く合わない物を作って出来ましたと済ましているものが多すぎる。

 勤めているパン屋では毎日同じことを繰り返しているだけで、その店の商品は作れる。そんなことは当たり前で、他へ移ったときどれだけ出来るか、直ぐ順応出来るのか。開店して自身がオーナーになったとき、幅広い知識と経験が無ければ商品を開発するなど不可能です。開店後も勤めていたときの商品だけで商売するつもりでしょうか。アンパン、クリームパン、カレーパンだけで商売できる時代ではありません。

 フランスでは15歳くらいでアポランティーとしてパン屋に入り、仕事を学びながら中学校へ通い、さらに徴兵制があるため2~3年間軍隊でたたかれる。そのため、上司には従順で仕事には体でぶつかり責任感が強く、30歳までには独立できる素養が身についている用ように思えます。しかし日本は・・・・・

 一方で全くパンの経験が無くベーカリーを開店したい、そんな問い合わせも多いことに驚きます。

 このような方は全てコンサルに任せていただければ、店舗を作り機材を設置して開店できるように準備いたします。そして技術も開店までの1ヶ月半で、仕込から焼成まで一通り指導します。さらに、開店後もサポートを怠りません。(別料金)

 全て任せていただければ、という条件がつきますが、店創り、商品構成構築、お任せください。


時に、プライドや我が強く、デザインには、機材には、商品にはこだわりがあります。と言う輩もおります。こういう輩に限って覚えが悪く、長時間労働に耐えうる体力と精神力も乏しいこと多々あります。

 いずれにしても、パン屋は儲かります。立地と商品構成を誤らなければ。