9月の道草日記番外編 第二弾はちょっと気になる花です。
夏の花のはずなのに9月に元気になった花、木だから載せられない花等々。
最初はこちらです。
そう、この絞りのアサガオです。
アサガオと言ったら8月が最盛期・・・のイメージなのですが、稲穂と一緒に咲いています。
9月下旬になってもこの勢い!
もともとはこの半分くらいでしたが、今や横の方まで伸びてこんなことに。
今年の記録を確認してみると、咲き始めたのは6月です。
その後増えるかと思ったら猛暑と少雨のせいで、花に元気がなくなってきました。
9月上旬頃までは、早朝に散歩に行っても花が開ききらずみじめな状態に。
それが、下旬になり少し朝夕の気温が下がってきたら、これこの通り元気いっぱい!
では一つとして同じ模様のない花のラインアップをご覧くださいませ。
そういえば、ノアサガオも秋の方が元気です。
ひょっとして、そういう性質もあるのかもしれませんね。
ちなみに、過去の記録を見てみると、晩秋には草刈りされてなくなるようです。
続いて趣向を変えて、これな~んだ。
こちらは宇治川畔の写真ですが、なんだかべちゃっとした黒いものをこぼしたような感じですね。
近くから見てみると・・・
夥しい量のコニシキソウでした。毎年宇治川畔に現れる光景です。
川の方に目を移すと、フヨウが咲いていました。
実は橋のたもとに毎年咲くのを楽しみにしていたフヨウがありました。
それが今年は完全にクズに覆い尽くされ、見えなくなってしまいました。
この花が子供だったらいいのですが・・・
近くで餌をとっていたダイサギ。日々繰り返される営みです。
また場所を移してこちらはな~んだ
なんとなく分かりますよね。オオオナモミ(キク科オナモミ属)の花です。
丸くて粒々の付いているのが雄花、下の方の緑のトゲトゲが雌花です。
こうやって見るとなかなか可愛いですが、かなりの厄介者です。
在来のオナモミはどこに行ってしまったのでしょうか・・・
お次は簡単ですよね。ついに電車の架線まで侵食し始めました。
クズ(マメ科クズ属)ですね。
最後はこちらです。これな~んだ。
前にも一度紹介しましたが、こちらはオオモクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属)です。
花が終わるとすぐに実になりますが、その実が独特。
上の写真の中央、少し赤くなっているのがお分かりでしょうか。
そこをズームで見ると・・・
真っ赤な葉っぱのようなものが付いています。
これがオオモクゲンジの実です。
これが熟してくると、徐々に大きくなり、色もピンクがかってきます。
さらに時が経つと、黄色い花は落ちてしまい、全体がピンク色になる・・・はずです。
ご参考までに、こちらは、10月末に京都府立植物園で見たオオモクゲンジの実です。
一方、モクゲンジは花は少し大きめで綺麗ですが、実はごつくて色も茶色です。
実の美しさでは、オオモクゲンジに軍配が上がるようです。
番外編、いかがでしたでしょうか。
なんだか見たことがある花ばかり、と思っていただければ幸いです。
【撮影:2024/9 宇治市】