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チェルノブイリからフクシマへ-原発事故の実情と教訓-チェルノブイリ被害の全貌

2013-05-20 09:06:57 | 日記



公開講演会
会場は岩手大学工学部テクノホール
講師:アレクセイ・V・ヤブロコフ博士(ロシア科学アカデミー評議員)
チェルノブイリ被害の全貌の共著者
主催:日本科学者会議岩手支部
放射線影響 過少評価は極めて危険
チェルノブイリでおきた事は福島の原発事故の未来にやがて起こる事につながる。
放射能の影響は国が言うほど軽微では無く原発に近い地域ではその影響は顕著である。
ロシアの放射能の専門家に意見を聞く必要がありその用意は常にあるようです。
福島県民に関わらず体内被爆が気になるようであれば髪の毛、爪、歯などに蓄積された量が検査によって知る事ができる。それにより蓄積された放射能汚染の内部除去が必要な場合があるようです。
国際機関の原発の安全性の発表には嘘と言うか現実との解離がありそのまま信用する事は危険であります。これはチェルノブイリから福島にも引き継がれている事のようです。
ようするに自身の身は自分で守りわが子の身は親が守るしかないようです。その事を常に念頭におき危惧しつつその対策を取る心構えを持つべきだと思いました。
それは原発事故のあった地域から少しでも離れる。安全と言われても自身の判断で極力汚染された物は口にしないなどがあげられるようです。
チェルノブイリ原発事故後におきた事が福島にも出始める。それは甲状腺ガンの発生や放射能汚染の影響による様々な疾病がすでにチェルノブイリの原発をかかえた地域には出ていて日本は早めにその対策を取る必要があると力説していました。
やがていったん下がった土壌の放射能汚染も放射能の影響がふたたびその濃度上がる。それは天地がえしをしても食物や木の根が吸い上げるからのようです。
専門家においても将来の見通しについて放出された放射能の汚染の正確な根拠示す数値は持てないのが現状にありやがてけた違いの数値が出る可能性を指摘していました。

会場の母親から質問でわが子が被曝していた場合の将来が心配でならない事に対しての答えには、気になるようであればその子やその世代が結婚年齢に達したら染色体を調べたり精子、卵子の状態を検査する必要があるとの答えにはやりきれない思いを持ちました。
まとめ
原発事故当初から国や電力会社は正しい情報を国民に伝えてこなかったです。これも今もかわらずに続いているようです。
どうすれば良いか先ずは身の回りの放射能汚染の状態を知り安全かどうかを確かめる。わが茶畑町内会でも調査が行われ平常とかわりが無かったようです。
食べ物は広域になり残念ながら県南の山菜、牧草地からも検出されしか肉、熊肉まで汚染されやや注意する必要があります。
このような事が二度とあってならないので原発の再稼働に反対し続けて行きます。
会場には約100名ほどの熱心な参加者があり福島県より隣県の秋田に避難してきている人が質問にたったりと原発事故の影響がいまだに続いている現状を目の当たりにしてなおさらその思いになりました。

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