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岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

ドキュメント映画311 東日本大震災森達也監督

2013-05-27 06:41:20 | 日記


会場 岩手大学 北桐ホール 内容は311のドキュメント映画になり福島原発事故から津浪にあった被災地をめぐり惨状を伝えるドキュメントとは言え4人の監督がバラバラに撮影したのを繋げそれを一つの作品にするには無理がありました。 中でも津浪で流された大川小学校の子どもの遺体が上がりその場に居合わせた父兄から棒を投げつけられ詰め寄られる場面は撮影する側の監督の思い上がった姿がそこにはありました。
それは何か売り物を探す報道人の特有のハイエナの嗅覚がそこにはあり遺体が子どもでそれが女の子だったら見る人の関心を引く美味しいまたとない場面に思えたからです。
震災や津浪で亡くなった遺体はすでに海外メディア、ネットを通じ多数流失しそれを専門に流すチャンネルもあると聞きます。
それは震災や津浪で亡くなった人を思う表現として必要な場面も時としてあるとは思えましたが、この場合はその拝領が足りないと感じました。
映画のあと森達也監督の講演はドキュメント映画とはあまり関係なく話が進みました。
彼の経歴やら独自な世界感など展開した森ワールドな世界でした。
マスコミは真実を伝えず大衆受けの報道がありそれを見極める目を養う必要を説いていました。
世の中が多数派に牛耳られ少数派の意見が無視され少しでも個人の意見を言う機会を持ち発言する事が世の中を変えるきっかけになればと話していました。 まとめ
事実はこのドキュメント映画以上に過酷な状況でありいまなお福島県を始めとした地域で現在も続いていると言うことにつきます。
そして被災者(遺体)はけっして世間の見世物ではあってはならないと言う事を申し上げておきます。

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