lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

七夕に

2015年07月08日 | 日記

七夕の夜

こちらではあいにくのお天気となりましたが、


どんなに梅雨の雲が分厚くても、
そのずっと上の空は澄んでいて、織女さまと彦星さまは、ちゃんと会えるのでしょうね

2人の星は16光年も離れているそうですが、…あれっ、そうすると 、
毎年会うにはどうしたらいいのか…?パズルみたいです

私が大人になるまで住んでいたのは、大阪の郊外でしたが、

その町の中を流れる川の名前が「天の川」その周りが「天野が原」

さらに、近辺には「機物(はたもの)神社」や「星が丘」など、

七夕にゆかりのある地名がいくつも残っていました。

この名前がついたのはずいぶん昔のことで、

古くは、「伊勢物語」の中にもその名前が出てくるそうです。

 在原業平と思しき男が、惟喬親王と水無瀬に狩りに行って、対岸の交野の天の川のほとりでお酒を飲んで歌を詠む…

「狩りくらしたなばたつめに宿からむ天の河原にわれは来にけり」
(一日狩りをして天の河の畔に来てしまった。今夜は織女の星の宮に宿を借りることにしよう)

紀有常の返し、
「ひととせにひとたび来ます君待てば宿かす人もあらじとぞ思ふ」
(織女の星は一年に一度やって来る牽牛星を待っているのだから、他の人には宿は貸さないでしょう)

 

住んでいる時にはほとんど意識しなかった地名ですが、

離れてから感慨深いです

 

さて、今日はあちこちで短冊のついた笹を見たり、

生徒さん達からもいろんなお願い事を教えてもらいました。

(たくさんお願い事のある子もいました!)

どうぞみんなの願いが空まで届きますように