
これが、「或る列車」の記念乗車証とメニューです。
レトロなデザインのファイルに入れて渡された。
左上は、JR西日本線全線3日間乗り放題の切符です。
帰りの新幹線に乗るまで切符を失くしては大変なので、その都度娘が回収して、使用するときに渡された。
たぬ吉も、ねこ吉も何でもよく失くします。
お世話をかけました。

1番線ホームに「或る列車」が入ってきた。

レトロ感満載の列車です。
尾形光琳の「紅白梅図屏風」に似ていると思います。

明治39年九州鉄道がアメリカに発注した豪華列車だったが、九州鉄道が国有化されて活躍することがなかった幻の列車だそうだ。
そして、娘の好きな水戸岡鋭治がデザインしたらしい。
食事は成澤由浩シェフの「或る列車」だけのオリジナルメニュー。

列車内部もレトロっぽい。



洗面所などの壁紙も素敵です。
リバティプリントのような?
いや、ウイリアムモリスのような・・・。

窓や壁には、福岡県大川市の伝統装飾技法「大川組子」の格子が使われているんだって。

トイレに行く途中、コックさんたちが前菜を作っていた。
写真OKということで撮らせてもらった。

前菜は、熊本県クルマエビと佐賀県みつせ鶏のカクテルサラダ。
鹿児島県樽熟黒酢の香り。

スープは、大分県サワラ、ヒオウギ貝、ムール貝、の鹿児島県枕崎の鰹節出汁仕立て、宮崎県NARISAWAキャビアとともに。
ねこ吉は、赤、ピンク、オレンジのヒオウギ貝の貝殻が綺麗なので、記念に1個もらおうとお願いしたけどダメだった。残念。

九州黒毛和牛のイチボのステーキ、キノコとカラフルな野菜たち
ステーキの周りはカラフルな野菜のピューレだった。黄色はカボチャ、白はゆり根、紫は紫芋、緑は春菊、赤は何だったかなぁ・・・。
パンが2個ついていた。
ピューレをつけて2個完食。
娘は、「デザートが食べられなくなるといけないので1個残すわ。」といい、たぬ吉も珍しく1個残してた。
早く言ってよ。考えなしのねこ吉は2個とも食べてしまったよ。
いや、デザートは別腹ということで・・・。

熊本県やまえ栗の阿蘇山と鹿児島県シングルモルトウイスキーの雲海。
秋のスイーツはやっぱりモンブランだねェ。
雲海は泡で表現。かなりアルコールがきつかった。

ミニスイーツ 佐賀県温州ミカンのタルト
秋のスイーツはやっぱりモンブランだねェ。
雲海は泡で表現。かなりアルコールがきつかった。

ミニスイーツ 佐賀県温州ミカンのタルト
福岡県りんご飴、鹿児島県カルヴァトスの香り
あまりにりんごが可愛くて、壊して食べるのに勇気がいったよ。
福岡県玄米茶とチョコレートの松ぼっくり
以上、大変美味しく頂きました。
スパークリングワインの他、色々なお酒、コーヒー、紅茶、日向夏のジュース、完熟ミカンジュースなど、フリードリンクだった。
ねこ吉は、完熟ミカンジュースが特に美味しかった。

食事が済んだら、利き酒ならぬ利き水があった。
左から、日田天領水、森の天然水、宝泉寺温泉水、天然炭酸水YOIYANA
ねこ吉は、日田の天領水が気に入った。
4時間近く、食べたり飲んだり、あっという間に時間が経って、もうすぐ博多に着く。
「列車を楽しむ旅」なんて、初めてしました。