娘は、思い出の箱の蓋を開け、また、封印して帰ってしまった。
今では見ることが出来ないビデオテープ、ビジュアル系の誰かのポスター、その他諸々のゴミ、本日捨てました。
1月2日、娘はファーストトウシューズと、2番目に買ったトウシューズを持って部屋から出てきて、
「これ、捨てておいて。」といった。
何故か2番目に買ったトウシューズは片方しかなかったけど。
「これ、ファーストトウシューズやんか。捨てていいの?」
「私、別に思い入れは無いから。」と言った。
ねこ吉は一旦受け取ってゴミ袋に入れかけたけど、片方だけのトウシューズだけを捨てて、ファーストトウシューズは捨てられなかった。
お母さん、ずっと持ってるわ。
娘は、幼稚園の年長のときから、小学校4年生まで松戸八柱のイトーヨーカ堂のカルチャーセンターでバレエを習っていた。
ピンクのレオタードとピンクのバレーシューズで、レッスンは毎週木曜だった。
娘が小学1年生の時、新京成八柱駅から、3駅先の元山駅近くに引っ越した。
幼い息子を連れて、バレエのレッスン後、ヨーカ堂近くにあるピアノの先生の家に行き、2つのレッスンを終えて、夕方電車で元山に帰った。
バレエのレッスンの間、息子とヨーカ堂の店内を買い物を兼ねてグルグル回っていた。
息子が幼稚園年長になったら、一緒にピアノを習わせた。
娘がピアノを習ってる間もイトーヨーカ堂の中でグルグル回っているのに、ねこ吉が疲れてしまったからだ。
バレエクラスは、同い年ぐらいの女の子が5,6人いた。
みんな、ファーストトウシューズをもらえる日を楽しみにしていた。
なかなか先生のオッケーが出なかった。
小学4年生頃、全員同時にトウシューズが許された。
チャコットのピンクのサテンのトウシューズ。
初めから発表会用みたいなトウシューズにびっくりしたわ。
娘の足はねこ吉に似て小さいけど、ファーストトウシューズは、やっぱり小さいね。
以前に書いたブログ記事。
2013年8月26日 真夏の夜の夢?
2015年8月30日 真夏の夜の夢(パートⅡ)
娘は大人になって、ついこの間までまたバレエを習っていたけど、今はやってないって・・・。
発表会に出るのが嫌でやめてしまったらしい。
確かに発表会は面倒だけど、身体を動かすことは大切だよ。
何のスポーツも出来ないねこ吉は、年をとって、筋力が落ち、最近足がヨロヨロしてる。
自分に甘いから、何の運動もしない。コロナで一層フレイルやわ。
帰り際に、「また、バレエのレッスンに行ったら?」と言っておいた。
娘は黙ってたけど・・・。
お母さんは、小さなトウシューズを見て思い出に浸ってるのよ。
つくづく、ねこ吉も若かったなぁ・・・。
とても素敵なお話ですね。
シューズをずうっとお手元に置いて、、母の思いですね。
前に言ったと思いますが 姪はバレリーナなんです。義姉も小さい頃から付き添って 一家あげて大変そうでした。
コメント有難うございます。
姪御さん、バレリーナさんなんですね。素敵ですねぇ。
ねこ吉は、娘のトウシューズが捨てられず、同時に当時のことを色々思い出し。
思い出の箱のフタが開きっぱなしです。(笑)
東京は随分寒い事と思います。
どうぞ、お気をつけ下さいね。