(武庫川女子大学の構内に咲いていたタイサンボク。)
今日は、愚弟が入所する施設の契約の日だ。
10時から施設で契約書に、署名捺印する。
副施設長から、「時間がかかりますよ。」と言われていたけど、本当に面倒臭かった。
同じような内容の書類を読み上げ、確認して署名捺印。
ねこ吉は、聞いたことは右から左に通り抜け、目は滑り、ただただ早く帰りたい。
2時間ほどかかって終了!
(帰り道、横川にいたアオサギ。石垣を凝視。何かいるのか?)
最初は1階西側の部屋で、南向きの部屋が空き次第引っ越すということになっていたけど、入居前に南向きの部屋が空いた。ラッキー!
鍵をもらったので、いつでも入居できるけど、愚弟の退院は6月3日に決まった。
退院と同時にタクシーで施設に来てそのまま入居。
事前に介護ベッドを入れてもらって、布団は買って施設宛に送る予定。
ねこ吉は、施設側で指定された物品を買って段ボールに詰めて、施設に送るつもりだった。
ところが、たぬ吉は、「布団以外のものは送っても片づけられないから持って行ってやる。」という。
え、何処まで甘やかすのよ!
契約が終わった後、駅まで来てランチを食べ、「ここから、歩いて実家まで遠くないので、爪切りや髭剃りを取りに行ってくる。お前は家に帰っていいよ。」と言った。
「汚い家にまた行くの?」
「うるさい!」
ねこ吉は甲子園の実家に行くと、「汚いねぇ。変な菌に感染しなければいいけどね。」と嫌味を必ず言ってやる。
義母亡き後、何も片づけなかったんだから。
阪神電車の深江で降りて、横川沿いに家に帰る。
先日見に来たカルガモの雛が、8羽ぐらい泳いでいた。
11羽いたはず・・・。カラスとかアオサギにやられてしまったかな?
1月から、愚弟に振り回され、たぬ吉の生検と手術。
前立腺がんであることをひた隠しにして、愚弟の入院している病院にも無理を言ってリハビリ病棟に置いてもらっていた。
手術まで、家から出るなと言われていたので、介護保険の手続きはねこ吉がしたし、手がかかったんだよ。
散々迷惑をかけて、一言のお礼も無い。文句の一つも言ってやりたい。
たぬ吉は術前に実家に行きたがったけど、「手術が終わるまで、実家に行ったらねこ吉は面倒をみない。」と言ったので我慢したようだ。
4月29日に娘で3人で行って以来、たぬ吉一人で何度も行っている。
1月から救急搬送され、たぬ吉は愚弟のことを怒り、ねこ吉も一緒に怒っていた。
最近は、面会すれば、愚弟は訳の判らん我儘をいう。
たぬ吉はなだめすかす。
ねこ吉は、「いい加減にしろよ!」と思う。
つくづく「血は水よりも濃い。」のである。
口では「馬鹿な奴だ。」と言っても、心の底から思ってるわけではない。
ねこ吉は、心の底から思ってる。
ねこ吉が冷たい人間なのか、血が繋がってないからか・・・。
一人っ子で育ったから、兄弟姉妹というものが判らない。
アイフルのCMをご存じだろうか?
大地真央と、今野浩喜の「そこに愛はあるんか?」というCMである。
ねこ吉は、このCMを見るたび苦笑い。
ねこ吉は、愚弟に愛はあるんか?
愛は無い!全然無い!