ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

「JIN-仁-」がNetflixで観れるよ。

2025-02-01 11:13:17 | 映画

「侍タイムスリッパー」は江戸時代から現代にタイムスリップしてきた話ですが、

少し前(2009~2011年)に一世を風靡したTVドラマ「JIN-仁-」は現代の外科医が江戸時代にタイムスリップする話です。

観た人も多いと思いますが、今Netflixで全話観ることができます。

TVで放映されていた頃、私はエモすぎる音楽とお涙頂戴のストーリー展開についていけず、途中で見るのをやめたのですが、改めて全話観てみると、なかなか凄い話ではありませぬか。

これは、TVで回を追って少しずつ見るより、一気に見通すことでわかってくる部分が多いストーリーだと思いました。原作漫画なら一気読みといったところかな。

エモいバックミュージックもしまいには気にならなくなります(それでもあのベタさ加減はどうなんだろうと今も思うが。もうちっと何とかならんのか?)。

ともかく、現代から江戸の幕末期にタイムスリップして庶民の病気やケガを治療し、同時に当時の政変にも巻き込まれていく主人公南方仁の人生は、非常に見ごたえのあるものでした。

ドラマの中ではやっぱり坂本龍馬がいいよねえ。実際の彼がどうだったかはともかく、内野聖陽演じる坂本龍馬がいい! もう一人の主人公といってもいいほど。内野聖陽の演技が素晴らしい。

史実はともかく、南方仁は高坂新左衛門同様、たった独りで着の身着のまま突然わけもわからぬ時代に紛れ込み、そこで生きていくことを強いられる。その孤独と恐怖はいかばかりだったろうと想像できます。

現代でいえば、海難事故で一人生き残り、未開の島に漂着し、その島で現地の人たちと共に生きていく漂流譚として捉えることもできるかもしれません。

しかし、そこで彼に生きることを強いたのは彼の医者としての誇りと実力でした。高坂新左衛門の場合は剣術ですね。

人にはそれぞれ得意とするスキルがあるもので(誰にでも何らかのスキルはあります)、それを生かして生き残る、という話でもあります。

しかし、根本的に問われるのは「人間性」でしょう。

南方仁の「人を助ける」という基本的な姿勢、そして坂本龍馬の天性の楽天主義と機転の利く弁舌。

これらが相まってバディモノのような痛快な爽快感をもたらします。

人間、やはり基本が大事よね、と思う。

そして、この時代に転生して医術を通して人々を助けた南方仁は、ある意味、救世主のような人物だったのかもしれない。動乱期には救世主が現れるものなので。

脇を固める女性陣もいい。橘咲がいい、野風もいい、咲の母上も武士の妻としての誇りを貫き通して見事です。

というわけで、登場人物たちがそれぞれいいのです。

でも、結末は、あれはどうなの?とちょっと思った。

つまり、一種の「夢落ち」じゃないのか?

私なら、南方仁を再び江戸に戻して、咲と一緒になって「仁友堂」を更に発展させ、現代の医学にも影響をあたえる新たな歴史を作る、というもう一つのパラレルワールドを設定するなあ。

なぜなら、あれほどの動乱の世を生き抜いた南方仁が、この現代で果たして自分の役割に満足するだろうか。動乱の世を生き抜いた記憶は、はかない夢のように消え去ってしまうものだろうか。

それなら、いっそのこと、SFらしくもう一つの理想の世界を作ってみるのがいい、と私は思うのですがねえ。

ともかく、「JIN-仁 -」をTVで観た人ももう一度全話通して見てみるといいかもしれません。

まだの人はぜひ最初から楽しんでくださいませ。面白くて途中で止められなくなるので寝不足には注意を!

 

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「侍タイムスリッパー」が映キャン賞の最優秀作品賞を受賞、日本アカデミー賞でも7部門にノミネートされた!

2025-01-27 09:50:24 | 映画

「侍タイムスリッパー」がついにやりました!!

映キャン賞の最優秀作品賞を受賞!

そして、日本アカデミー賞で以下の7部門の賞にノミネートされました。

優秀作品賞、脚本賞、編集賞、撮影賞、照明賞、編集賞(全部、安田淳一監督)、そして主演男優賞(もちろん山口馬木也)。

アカデミー賞はまだノミネートの段階で、最優秀賞は3月14日に発表されます。でも、まあ、ダイジョブでしょう。

これで、また劇場公開が再開されるに違いない。

大いに期待して待ちましょう。

すでに3回観たけど、4回目、5回目、観に行くかもしれない。

そういう映画なんです。これは!

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「木蓮幻想」の表紙絵もChat GPTで作ってみた。

2025-01-26 12:49:49 | 

Chat GPTで電子書籍の表紙を作る、第3弾として、以前出版した本、
「木蓮幻想」
の表紙を描いてもらいました。

画像

なかなかいいでしょう!

現在、amazonで発売中ですが、これ表紙画像が少し小さいのです。


ChatGPTで描いてもらった絵にパワポでタイトル付けたのですが、サイズがどうも違うらしい。
でも、「猫の手もかりたいワニのゴードン商会」や「龍の谷へいったさやか」と同じサイズで作ったはずなのですが。

その時々で絵の大きさが違うってなぜだろう?
何か間違えているんじゃないかと思うのですが、どこをどう間違えたのかさっぱりわからない。

ついでに言えば「龍の谷へいったさやか」のタイトルが白抜きで、作者名が入っていません。これも修正したいのですが、また一からやり直しになりそう。

これが素人の限界なのか・・
所詮、私には無理なのか・・

かなり落胆しておりますが、でも、何とかしたい。

Kindleの本は他にまだ2冊あるので、さらに表紙絵を作り直していきたいと思っています。でも、この程度じゃあ売れないかしらねえ・・

「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」ですが、もう少し頑張ってみます。

ちなみに「木蓮幻想」の冒頭部分を掲載します。これは大人向けの小説です。
興味を持たれた方はぜひAmazonでお買い求めくださいませ。250円です。

「足元を風が通りぬけたのでふりむくと縁側の向こうに木蓮の影がゆらいでいる。みっしりと繁った葉が初夏の日差しの中で影を濃くしている。こちら側の暗さが額縁のように庭を縁取り、鮮やかに緑を際立たせている。ほうっと息をつき思わず見とれる。私の視線に気づいて木蓮は梢を少しふるわせる。  
 この世でのいちばん最初の記憶は縁側から見た庭だ。縁側の向こうは光にあふれこちら側の座敷は暗く、その暗がりの中から私は縁側の方へ這っていく。たぶん一歳の記憶。あんたはよく縁側から落っこちたんだよと祖母は言っていたが、その祖母も十年前に死んだ。暗がりの中から光の方へ這っていくのは生命の本性だろう。未だに這いつづけてまだ光の中に出られないでいるけれど。こちら側の暗がりは延々と続く。手に取れるほど間近に見えるのにそれはいつでも百年先のように遠い。陽炎のように。逃げ水のように。触れようとすると逃げる。ほらそこにあるのに。ついと逃げてまた百年先へ。現実なんてそんなもので光に届くはずもない。そう考えそうになる自分を奮い立て這いずり、けれども光はまだ遠く・・・

ゆうきえみ. 木蓮幻想: ゆうきえみセレクション1 (p.1). Kindle 版.」

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「猫の手も借りたいワニのゴードン商会」チャットGPTの表紙絵・第2弾

2025-01-22 10:41:23 | 

チャットGPTによる表紙絵第2弾として、前回と同じくKindle本の中から、

「猫の手も借りたいワニのゴードン商会」

の表紙を描いてもらいました。

これが現在のKindle本の表紙です↓

これじゃ、幼児向け絵本だと思われても仕方ない。

ミステリー仕立てなので、ワニはシャーロック・ホームズ風、猫はワトソン風に描いてほしいと頼みました。

たしかに、シャーロック・ホームズだ。

でも、事件を解決するのはどっちかというと助手の猫のシロテの方なのですが。

「ウォレスとグルミット」みたいな関係かな。このアニメも大好きだなあ。

ストーリーは、ワニのゴードンと助手のシロテが住む町に不可解な事件が頻発する。家の中に大量のトカゲが出現し、イモリやカエルも出現して、住民たちはパニックになる。住民たちは、トカゲやイモリは町はずれにあるザワザワ森から逃げてきたと噂し、ザワザワ森を伐採せよとの声が上がる。しかし、ザワザワ森に棲んでいるフクロウによると、森を伐採するなんてとんでもない、この森こそが町を守っているのに。おそらく森を伐採しようと企んでいる者がいるに違いない・・そこで、シロテは原因を突き止めるべく、町はずれに住むフクロウの魔法使いを訪ねていくことに・・
というようなストーリーです。

これも表紙を変更して出そうと思っていますが、パワポに取り込んでタイトル入れたりするのがけっこう面倒です。

前に一度やってるから出来るはずなんだけど、すっかり忘れてるもので、最初から学び直さないといけない・・

とここまで書いて、そうだ、Chat GPTにタイトルも入れてもらおう! と思って、改めてタイトル付きの表紙を依頼しました。その結果がこれ↓

なんでやねん??

最初の絵にタイトル付けてって言っただけなのに。

絵柄がすっかり変わっているうえに、何語かわからない文字が・・

Chat GPTもまだまだだなあ。有料版にすればいいのかもしれないけど、けっこう高いのよね。

というわけで、なかなか前に進まないのですが、Kindleは出来るようになれば面白いです。

誰でも出版できるので。ネットで検索すると電子書籍の出版方法がたくさん出てきます。

ぜひお試しあれ。

そのうち出版社や編集者も廃業になるかもなあ・・

PS :最初の絵柄でパワーポイントでタイトルを作ってアップしてみました。反映されるまでに72時間かかるそうです。完成したらまたお知らせします。表紙がしっかり完成されているかどうか、まだ心もとないのですが。ダメならまたやり直します。

 

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チャットGPTの進化が凄い

2025-01-21 10:46:28 | 

数年前にKindle本を数冊出しました。

若い頃に書いた小説などで未熟な作品が多いのですが、個人的に思い出があるのでKindleに残しておこうかと思って。その中の一冊に、

「龍の谷にいったさやか」

というファンタジーがあります。

桃の花の祭りの日に少女さやかが桃畑で龍の三郎と出会い、龍の住む国に行くというお話です。

ちょっと「パフ(Puff the magic Dragon)」の日本版のような話です。

全部自作なので、Kindle本の表紙が難しく、ただの桃の木の絵柄になってしまいました。

これじゃ中身が全くわかりませんね。

チャットGPTが絵を描いてくれると知って、さっそく依頼してみたら、冒頭のような絵が出来上がりました。

なんてこと!

AIはこんなことまで出来るのか!!

道理で最近、PC上にCGっぽい絵柄が出回っているわけだ。

この絵が数秒で出来上がってしまうことに驚きあきれ、また少々ビビっています。

しかも、最初に描いてもらった絵が少しイメージと違っていたので(さやかの着物が白で構図も少し違いました)依頼し直したら、すぐに修正した絵を描いてくれました。

これが最初に描いてくれた絵↓ これもいいんだけどね。

AIがここまで出来るなら、イラストレーターは廃業するよね。ついでに物語作家も廃業するかも・・

今はまだCGぽい絵柄ですが、そのうち人間が描いたのかAIが描いたのか区別がつかなくなる日が来ることは間違いない。

これからAIが発展して人間にどんどん近づいていくと、世の中からどれだけの職業が失われていき、どれだけの人が職を失うことになるのだろうか・・

文章添削士なんて、もしかすると真っ先に仕事を奪われてしまう職業の一つかもしれないなあ・・なんて思いました。

物語作家の創造性だの個性だのも、だんだん怪しくなってくるような気がする。

書きたい物語はあるのだけど、AIに勝てるかなあ・・・

(「龍の谷へいったさやか」はAmazon Kindleで購入できます。表紙を替えようと思っているので購入する方は少し待ってくださいね)

(おいらはCGじゃないぞ)

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