ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

池のカイツブリの雛は4羽。

2024-06-29 18:12:02 | 散歩

双眼鏡を購入しました!

いやあ、もっと早く購入すべきだったなあ。

カメラにするか双眼鏡にするか迷いに迷っている間に、
(現物を見てからにしようと、立川に行く機会を待ってたりもして・・)

カイツブリの雛たちはぐんぐん成長したようで、久しぶりに公園に行ってみたら、何と池の真ん中でカイツブリ親子が悠々と泳いでいるじゃありませんか。

雛は4羽。もうけっこう大きくなっていて水にもぐったりしています。

今日見たのは、3羽の雛が母ちゃん(たぶん)と、1羽が父ちゃん(たぶん)と泳いでいる姿でした。

夫婦で協力して子育てをしているのは去年と同じ。

あれから1年が過ぎて、また同じ光景が見られるなんて幸せです。

世の中も私の人生も平穏無事な証拠です。ありがたや。

それにしても双眼鏡の倍率でこうも見える景色が違うとは!

(気づくの遅すぎ!)

新しい双眼鏡は(8倍ですが)細かいところまでバッチリ見えて最高に嬉しい。

こうなると望遠レンズつきカメラが欲しくなるのよね、と気づきました。

よく出会うバードウォッチャーさんが言ってました。

金がない金がないって言ってた人に限って、ウン十万円もする望遠レンズ買ったりするんだよなあ。

そういうものなのか?

まあ、私は8倍で満足ですが。今のところ。

もう一人のバードウォッチャーさんの話では、カイツブリの卵は5つあって、4羽が孵ったけど残りの卵はついに孵らなかったそうです。

そういうこともあるのね。

池には今日も真夏のような日差しが降り注いでいました。

 

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池のカイツブリの雛が生まれ、カルガモの雛も健在で・・

2024-06-23 10:57:40 | 散歩

池のカイツブリの雛は生まれたかしら?

昨日、久しぶりに近所の公園に行ってみたら、雛がすでに池に出て泳いでいるじゃないですか。

いつのまに生まれたんだ?

(たぶん先週。先週来ればよかった)

2羽か3羽。私の小さな双眼鏡ではよく見えないので、定かじゃないのですが。

カルガモの雛も4羽生まれて、しばらく親鳥のあとに列を作っていたのですが、

いつのまにか数が減って、ついに一羽だけになったようです。

その一羽は健在で昨日も親鳥と一緒に泳いでいました。

公園の緑は日に日に濃さを増し、夏の緑陰を形成しつつあります。

近所にこうした公園があるのは何て幸運なことだろう。

子どもの頃、但馬の山奥や陸の孤島と呼ばれる四国の片田舎に育ったので、自然はいつも恋しい。

小さな公園ではあるけれど緑の中にいると本当にほっとします。

カイツブリの雛をウォッチングするのに、倍率の高い双眼鏡かカメラが欲しい、

とずっと思っていたのですが、

実は自然の中にいると、双眼鏡やカメラは必要ないんじゃないかと気づきました。

カメラに収めたいというのは、人間のエゴでしょう。

小さな箱に閉じ込めて所持したいという。

カメラに収められた自然はどんなに美しくても、時に実際より綺麗に撮れていたとしても、

目の前の今この瞬間の感動に勝ることはないのです。

切り取られた瞬間はメモリの中で生き続けるけれど、実際のところ、私たちも彼らも寿命は短く、ほんのわずかな間だけ、この地球の上に生をもらって生きている者同士である、という感覚を忘れがちになります。

少しでも流れ去る時間を止めたいがために、人間は記録するのでしょうけれど、

記録する必要なんてないのかもしれない。書くことも含めてね。

せっせと雛たちに餌を運ぶのに忙しいカイツブリの親たちを見ていると、

それだけで、ああ、彼らも一生懸命生きているんだなあ、と思えてきて、

それでもう十分じゃないか、という気がするのでした。

でも、もうちょっとだけ倍率の高い双眼鏡を手に入れようかな、

と思ってはいますが。

カワセミは最近姿を見かけません。

どこか別の場所に巣穴を作って子育てに忙しいんじゃないか、とバードウォッチャーの人が言ってました。

 

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関心領域

2024-06-13 18:14:18 | 映画

たまたま一日空いたので、映画を観に行きました。

「猿の惑星」か「関心領域」か迷ったのだけど、賞をいっぱい取っている「関心領域」にしました。

これ、冒頭で画面が白いまま不気味な音だけがしばらく続くのですよ。

機械故障したのか?と思うほど。

それからようやく小鳥の声が聞こえ、夏の川で一家が川遊びをしている平和な光景が見えてきます。

この一家、あのナチスの悪名高いルドルフ・ヘスの一家なのでした。

ヘスの一家はアウシュビッツの収容所の隣に住んでいます。

一戸建ての大きな家と広い庭にはプールや温室まである。

子どもは5人、一番下の子はまだ赤ん坊。

一家は実にのんびりと休日を楽しみ、友人たちを呼んでパーティをやったりするのですが、

塀の向こうにはアウシュビッツの収容所の建物が見え、煙突からは煙がもくもく立ち昇り、

時折銃声や悲鳴や怒声が聞こえてきます。

でも、ヘス一家は何喰わぬ顔で日常を送っている、その不気味さ。

何より通奏低音のように流れる焼却炉のゴーッという音。

臭いだってすさまじいだろうに、よくあんなところで平気で暮らしていけるもんだ、

と観ている側は思うわけです。

いやあ、気持ち悪い映画だった。

もうずっと吐き気のようなものを感じていました。それでも途中で寝落ちしそうになったくらい起伏の少ない、平坦なドキュメンタリーのような映画でした。

でも、お腹に堪える気味悪さでした。

しばらく何も食べられない感じ。

最後にヘスが、焼却炉の代わりにガス室にすれば一度に大量に処分できると提案し、上層部がそれを受け入れるというシーンがあります。

その帰り、ヘスは階段を下りて行くのですが、突然吐き気に襲われるのですね。

以前ここでも紹介したハンナ・アーレントは「全体主義の起源」の中で(2020年11月20日の記事参)、

「全体主義運動は一貫性をそなえた嘘の世界をつくりだす」

と言っているのですが、ヘスの家族はまさにこの嘘の世界の中で、自分たちだけは特権階級で豊かな暮らしを享受する資格があるのだと思い込み、隣で何が起きているかには全く無関心で生きている。

しかし、ある時ヘスの妻の母親が訪ねてきて、この家の異様さに気づいてさっさと逃げだすというシーンもありました。

彼らは全く無関心なのかというと、そうでもないのではないか。実は無関心を装ってはいるけれど、ちゃんと気づいていて、しかしそれを感じないように心を閉ざし、これでいいのだと自らに言い聞かせながら、毎日を過ごしているのではないか、という気がしました。

屠殺場(今は食肉処理場と言わなくてはいけないようですが)で働いている人がいちいち牛や豚の気持ちを感じていては仕事にならない。それと同じような心理なのではないか。人間と牛や豚は違う、と言われるかもしれないけれど、ユダヤ人は悪である、とレッテルを貼ったらもう牛や豚と一緒なのです。あな恐ろしや。

そして、実は私たちも同じようなことをしているのかもしれない。

私とお前は違う、と境界線を引いたとたん、何をしてもかまわなくなる。

愛は統合する力であり、悪は分断である、と何かで読んだのですが、だとすると境界線を引いた瞬間に悪は生まれるのかもしれない。

いやあ、それにしても、気味の悪い映画でした。

若い人たちは見たほうがいいです。世界で何が起きていたのかを知るために。

でも、私の年だともうちょっと楽しい映画のほうがいいかな。

やっぱり「猿の惑星」見ればよかったかも・・

 

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古畑任三郎が帰ってきた!

2024-06-08 13:47:22 | 映画

フジテレビで「古畑任三郎」30周年記念一挙放送が始まりましたね!

あれからもう30年も経つのか・・というのが正直な感想です。

当時は古畑任三郎が待ちきれなくて、TVにしがみついて観たものです。

名探偵コロンボや名探偵ポワロも好きだけど、古畑任三郎の比ではない。

やっぱり田村正和の存在感が半端なくてね。視聴者の(特に熟年女性の)心をわしづかみにしたものです。

あれから30年も経つのかあ・・

人生の成熟期だったのに、気が付けばあれよあれよと過ぎ去っていった感があります。

何してたんだろ、あの頃・・

ともかく、こうしてまた古畑任三郎に出会えるのは本当にうれしい。

もちろんDVDを購入するという手もあったけど高くてね。

今回も午後の2時間をTVの前で過ごすのはもったいないので、Tverに登録して後でまとめて見ています。

いやあ、本当に面白い。

キムタクの回(これはTVで見た)、明石家さんまの回、最高です。

俳優たちの皆若いこと!

まだまだ続くので、スマップの回、津川雅彦の回、NYへ行くバスの回(鈴木保奈美)、松島菜々子の回等々が見れるとうれしい。

私的には鈴木保奈美のバスの回が面白かったなあ。ラジオドラマみたいで。

もうね、頭の中でテーマ曲が鳴り響いていて止めらんないのですよ。

お茶碗洗いながら、洗濯物干しながら、私の頭ん中じゃ、古畑任三郎のテーマ曲が盛大に鳴り響いているのです!

というわけで、私には、蚕、カイコ、解雇じゃなくて、懐古趣味や回顧癖はないのだけど、

今回はもう嬉しくてルンルン気分の毎日です(ていう言葉も古いなあ・・)

30年かあ・・・・

 

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カワセミに関するいくつかのこと。

2024-06-02 10:04:35 | 散歩

週末になると、近所の公園にはバードウォッチングをする人たちがやって来ます。

大きな望遠レンズ付きカメラを持った常連の男性二人が話していたので、私も仲間に入れてもらいました。

彼らの話では、ここら辺のカワセミはけっこう人に慣れていて、どうも人間をバカにしてるところがあるのだとか。

人間のすぐそばまで来てフェンスに止まってピュッと糞をしたり、

水上でホバリングをしながら、今がシャッターチャンスだぜ、と言わんばかりにカメラを向けた人の方を見ていたり、

「ぼくを見て、見て」と目の前を飛び去ったり・・

そういうパフォーマンスをするカワセミは他の場所にはいない、というのです。

また、去年生まれたカワセミの家族の中で長女、長男、次男、三男・・とそれぞれ名付けたカワセミたちの動向もつぶさに話してくれました。この近辺のテリトリーや家族関係についても実に詳しい。

というのも、大きな望遠レンズ付きカメラで撮っていると、個体差も識別できるし、年ごとの家族の変遷などもわかるというのですね。

また、嘴の下が赤いのはメスだけど、実は嘴自体に色はなくて光を当てることで口の中の色が反射して赤く見えるのだとか・・

へえ、そんなことまでわかるのか・・

望遠レンズつきカメラ、欲しいなあ・・と思った。

また、カワセミの巣は崖のようなところに穴を掘って作るのですが、出入り口が二つあったりして、こっちからもぐりこんで向こうの穴から顔を出す、なんてこともあるそうです。モグラみたい。

カワセミの寿命は1年ちょっと、と短く、そんな短い命のなかで縄張り争いをしたり、つがいになったりとけっこう忙しい毎日を送っているようです。

ちなみに、つがいを決めるのはオスではなくメスだそうです。

メスが主導権を持っている、

というのは、実は人間の世界でも(本当のところは)そうなんじゃないか・・

オスは生まれた子どもたちに餌を運ぶ係り。でも、卵を産んだあとメスの姿が見えなくなる・・

ということはメスの寿命はオスより短いのかもしれない。

この世に子孫を残して、あとはオスにまかせて去っていく、というのがカワセミの人生(鳥生)なのかもしれない。

雛も6羽くらい生まれても、残るのはせいぜい2羽程度。

カラスに襲われたり、アクシデントに見舞われたりと、野生の生き物はそう簡単には繁殖できないようです。

こんな小さな池の中でもいろんなドラマがあるのですね。

この池は、彼らにとっては貴重な餌場であり、繁殖の場でもあるわけで、

人間はできるだけ邪魔をしないようにお手伝いする、そして、そっと観察させてもらう、

そんなところがせいぜいなのでしょう。

今年の初めには池の水がかなり低下したり、公園管理の人たちが時々池の底を浚ったりしています。

小さな池だけど、できるだけ鳥たちにいい環境を残してあげたいものです。

そんなことを、池の端で思いました。

 

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