集合住宅でのタバコの受動喫煙問題、その後です。
私が住んでいるフロアには、廊下に面して8軒の家のドアが並んでいます。
日曜日の午後、ネットで集めた資料と手紙をコピーしたものを持参して、7軒の家々を訪ねました。
どのお宅から副流煙が流れてくるのか知りたくて。
同じ階なので、挨拶程度ではありますが、皆さん顔見知りです。
この階の住人の方々は大変おとなしく常識的な方が多いのですが、突然訪ねていって大丈夫かしら、とちょっと心配でした。
でも、幸い、皆さん快く応じてくださいました。
そこで、ご家族にタバコを吸っている方はいますかと聞いて、いない場合は、受動喫煙でお困りではありませんか、うちは今とても困っているのですが・・と話しました。
家族に愛煙家がいないお宅で、受動喫煙で困っていると答えた方はいませんでした。
結局、このフロアで愛煙家のいる家は3軒と判明。
8軒中3軒というのは、率としてはけっこう高いんじゃないか。
最後に我家の隣家を訪ねたのですが、ドアを開けたとたん、タバコの煙がわっと襲ってきました。
ああ、ここだ!
隣だったのか・・
そこで、家の中でタバコを吸うと、天井や壁の隙間を伝って隣家である我家にまで煙が入り込んできて非常に困っている、ということを率直に話しました。
喘息持ちである上に免疫疾患もあるので、いろいろヤバイんですと。
そして、できれば本数を減らすとか外で吸うとかしていただくとありがたいのですが、とあくまでもお願いする姿勢で話しました。
本人は悪気はなく、ご迷惑おかけしてすみません、と低姿勢で謝られてしまいましたが、だからといってタバコをやめたりはしないだろうなあ、とも思いました。
これはもう運が悪いとしかいいようがないよなあ・・
でも、私も困ってるしなあ・・
話変わって、
毎週参加している英語のミートアップでは、愛煙家とちょっとした論争になりました。
タバコを吸っていない人たちは、タバコの害や受動喫煙の被害について語り、愛煙家たちは、自分たちは周囲に十分気をつかっている。人がいる場所では吸わないようにしているし、タバコは合法的な嗜好品なので他人にとやかく言われる筋合いはない、と言います。
それに、大麻などのドラッグに比べると、タバコの害は少なく、人をリラックスさせる効果も大きいので禁止すべきではない、などの意見も出ました。
でも、タバコが大麻と比べて害が少ない、という点には異論もあるようです。
何より、日常的に接する機会の多いタバコと、めったにお目にかかる機会のない大麻を比べるってどうなの?
タバコ、大麻、アルコールなどの嗜好品を比べてみたとき、どれがどれほど害があるのかないのか。益があるのかないのか、
一度、専門家の意見も取り入れて大々的に議論してみるといいんじゃないかなあ。
客観的なデータを比較してみて初めて、私たちの身近にあるタバコの危険性がわかってくると思うのですが。
ともかく、我家の受動喫煙の原因は判明したものの、対処方法はあいかわらずわからず仕舞い。
何しろ吸っている本人が悪気がない上にやたら謝られては、こちらとしてはどうすることもできない。
脅すわけにもいかないし、たとえ脅しても効果ないだろうし。
自宅で吸っているのだし、悪気があるわけでもないようだし、ただタバコが好きなだけかもしれないし、タバコの危険を説いても効果ないだろうし、だから、タバコ決してやめないだろうし・・
受動喫煙防止条例を制定した東京都の相談窓口にも電話してみました。
相談窓口の電話。0570-069690 (モクモクゼロ)
この条例はタバコそのものを禁止するものではなく、居宅内での喫煙を禁止することはできないので、隣人と話し合うしか解決の道はないとのこと。貴重なご意見として承ります、との答えでした。
やはりタバコひと箱1万円(あるいはそれ以上)に値上げするのがいいんじゃないか、と個人的には思いますが。
でも、政治家が愛煙家だと難しいか・・
政治家や行政担当者の愛煙家率ってどれくらいなんだろう・・
わからないこと、まだまだたくさんある。
新型コロナのせいで自宅に引きこもりがちになる人はこれから増えてくると思います。そこで一日じゅうタバコを吸われた日にゃあ、近隣の迷惑はどれほどだろう。
気にし過ぎだよ、といって片付けないでほしい。
切実にそう思います。
これからも、引き続きタバコの受動喫煙について調べてみようと思っています。
何とか受動喫煙から逃れないと本当にヤバイ気がする。
(トゥー・ビー・コンティニャー)
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