サイトウ歯科 院長ブログ

西宮市門戸厄神駅前「サイトウ歯科」の院長が歯科に関する記事を綴っています www.saitodental.jp

ビートルズがインプラント治療を安全にしてくれた!

2019-07-17 16:01:49 | インプラント治療

7月初めは愛知インプラントセンターあたらめ愛知インプラントインスティチュートのセミナーに参加してきました。

今回は朝日大学歯学部歯科放射線学講座教授 勝又明敏教授に「口腔インプラント治療におけるCT検査の読像ポイント」について講演していただきました。

その中で勝俣教授が「現在歯科用CTが開発され、かなり医科用CTに性能的に近づいてきましたがまだ医科用CTの方が性能は上だと思います」といわれていました。

歯科用CTでも医科用CTでも浴びる放射線の量は同じですからより鮮明な画像で診断できた方が患者さんのためになるので、もうしばらく当院はCT撮影を外部病院の医科用CTで撮影していただくことにしました。

あと勝俣教授のお話ですが、CTは1979年にハンスフィールドによって開発されノーベル生理学賞を受賞しています。

ところが当時商品開発の資金がなかったところに当時ビートルズで大きく儲けたEMI社が出資して商品化できたそうです。

その後、東芝EMIが日本ではビートルズのレコードを売っていたのでその絡みで東芝が日本で医科用CTの販売をはじめたそうです。

現在、患者さんに安全にインプラント治療を行うためにCT撮影を行い治療計画を立てていますが元はと言えばビートルズのヒットのおかげなのですね。

ちなみに写真はアビイロードではなく当院の最寄りの門戸厄神駅の前の交差点です。



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インプラントって骨に入れても大丈夫?

2019-05-22 17:55:21 | インプラント治療

時々インプラントのような異物を骨に入れても大丈夫なのか心配だという意見を患者さんからお聞きします。

当院ではインプラントに限らず歯科医療に使用する器具は樹脂を研磨する道具であれ、矯正治療用のワイヤーであれ

全て厚生労働省の認可され承認番号を得ているものを使用しています。

厚生労働省のボームページで医療品や医療機器についてこう書かれています「医薬品・医療機器等の有効性・安全性を確保するため、

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」に基づき、

製造から販売、市販後の安全対策まで一貫した規制を行っています。」

国の認可したインプラントははみなさんの生命と健康にとって大丈夫ということです。

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インプラントも歯周病になります!

2019-05-22 10:21:17 | インプラント治療

今週末は名古屋の愛知インプラント研修会です。今回は愛知学院大学口腔病理学講座教授の前田先生の講義です。

インプラントがダメになる理由はいくつかありますがその一つにインプラント周囲炎というものがあります。

タイトルではインプラントも歯周病になりますと書いてますが実際には歯の周囲で炎症が起きるのが歯周病ですから

インプラントの周囲で炎症がおきるのはインプラント周囲炎という病名になります。

病理学的には歯周病とインプラント周囲炎はメカニズムは異なるのですが臨床的には歯ブラシを怠れば悪くなるのは同じ症状です。

インプラントだから絶対壊れないというものではなく、天然の歯と同じようにお手入れが大事ということです。

今回はどこでも食べることができるのですが名古屋発祥coco壱番屋のカレーを頂いて撤収です。

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歯周病は痛くない!

2019-05-21 15:10:46 | インプラント治療

東京での矯正セミナーが終わり新幹線で富士山を見ながら名古屋へ移動。母校の口腔病理学講座で学生実習です。

今回学生は初めて「炎症について」詳しく学びます。炎症のなかでもっとも大切なことは「急性炎症は症状が強く、慢性炎症は症状がほとんどない」ということです。

なぜこれが大切かというと患者さんは「痛みがなくなった=治った」と考えてしまいますがそうではないことを理解してもらわないと痛み出るまで病気は進行し続けます。

歯周病などは慢性炎症の状態になっているので歯茎から血がでる、たまに歯が浮いた感じがるする、程度の症状なので放置している患者さんが多く歯周病は重症化しがちです。

患者さんにまず「慢性炎症はほとんど症状がありません!」を理解してもらい腫れや痛みが引いても治療が必要なことを理解してもらうことがなによりも大切だといつも思います。

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チタンって歯科以外で多く使われている! 第8回成人矯正学会認定医プログラム in 東京

2019-05-20 19:03:24 | インプラント治療

今回の成人矯正学会のセミナーでは理工学の先生が素材について講義していただけました。話のメインはチタンという金属なのですがこの金属なかなか優秀です。

というのも、軽い、錆びない、曲げに強い、そしてなんといっても生体に優しい、金属アレルギーがほとんど報告がない!なので医療系では多く使われています。

しばらくは身体に使える硬質の生体材料としては不動でしょう!とのことでした。

残念ながら歯科においてお国の事情で保険外治療で少し使われているだけです。

ちなみに写真はフジテレビのビルの玉ですが海岸沿いで塩で錆びないように外壁がチタンできているそうです。下の写真の東京ビックサイトも外壁はチタンだそうです。

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日本口腔インプラント学会指導医取得!

2019-05-08 17:22:06 | インプラント治療

先日受けた日本口腔インプラント学会の試験に合格しました。

インプラント治療に携わって30年、多くの先生にお世話になり、患者様にも協力していただき、たどり着くことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

また、これでアメリカインプラント学会と日本口腔インプラント学会両方の指導医を取得しました。

そしてそれぞれの学会の治療指針をほぼ把握することができ、これがなによりも財産です。

というのも、最近雑誌やインターネットで歯科治療について色々と持論を展開されている歯科医師の先生がおられますが、

学会の治療指針やガイドラインから大幅にはずれた意見も多く見られます。

そういった個人の経験や考えだけで歯科治療を提供するのではなく、

科学的なデータに基づいた根拠(エビデンス)のある歯科治療を患者様に提供できるようこれからも日々精進していこうと思う次第です。

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インプラント専門医3回目の更新!ご協力ありがとうございます

2019-04-19 16:11:32 | インプラント治療

今月はインプラント専門医の更新もありました。専門医は5年ごとに更新書類を学会に提出する必要があります。

その中でも症例報告については患者さんの同意の上、治療データを提出させていただき、おかげさまで無事更新することができましたのでこの場をお借りして御礼申し上げます。

また専門医更新のため、学会参加、講演参加などの必要があり、お休みをいただくこともあり、ご迷惑をおかけしますがが

そうした日頃の研鑽が患者様に安全、確実な治療を提供することにつながると考えております。

最近「やっぱりインプラントは専門医の先生にお願いしたい」と言われることがだんだん増え勉強の励みになります。

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暑い名古屋でインプラントに熱くなってます!

2018-08-07 19:29:29 | インプラント治療

週末名古屋は40度!暑いですが遠くからみなインプラントの勉強のため愛知インプラントセンターに来られています。

皆、アメリカインプラント学会の資格を取るために頑張っています。

しかし最近、インターネットで「インプラント専門医などの資格を持っていても技術レベルはわからない」といった記事を見かけちょっと疑問を感じました。

確かに専門医などの基準も学会によってバラバラで技術レベルが必ずしも高いとは限りません。

しかし、こうやって技術レベルを上げるために休日返上で頑張る向上心を持っている歯科医を探すのであれば試験のある学会の専門医を探すのが一番の近道だと思います。

試験まであと少し!今年も多くの先生がアメリカインプラント学会の試験をパスすることをスタッフ一同祈っております。

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アメリカインプラント学会指導医が3人! 第63回 AAID アメリカインプラント学会(3)

2014-11-19 17:21:11 | インプラント治療

最終日は業者展示と表彰式とパーティーがあります。

業者展示は色々欲しい機械があるのですが日本でメインテナンスを受けることができないものが多くほとんど購入できません(残念)。

もうちょっと日本への輸入販売が簡単になってほしいところです。

表彰式ではスタディグループ内の伊藤先生がアメリカインプラント学会の最高位のフェローの資格を取得され表彰されました。

おめでとうございます!!堀田先生、僕と伊藤先生でアメリカインプラント学会指導医が3人も同じスタディグループにいます!

インプラントの勉強好きが集まるスタディグループかと

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インプラント治療後も検診には来てください! 第20回口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会

2014-11-19 15:37:18 | インプラント治療

10月は日本口腔インプラント学会の専門医技術向上講習会(千里ライフセンター)に参加してきました。

テーマは「インプラント治療の長期安定性を得る為に」です。

インプラント治療自体は多少手技に問題があっても3年程は症状はでてきません。

また、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になっても患者さんに自覚症状は生じません。

しかし、顎の骨が吸収し将来的に問題が起きるケースが少なくありません。

安易にインプラント治療を行う歯科医師とそれを受ける患者さんに警鐘を鳴らすような講演内容が多かったです。

しかし、ドクターサイドだけでなく患者さんにもインプラント治療に体する長期的視点を持っていただきたいところです。

要するになんともなくても検診には来てください!ということです


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