学会2日目の朝はちょっと早起きして住吉神社までお参りして学業成就を祈願してから学会参加です。
今回も海外から多くの講師の先生がこられていますがジュネーブ大学から「高齢化社会におけるインプラント治療」というタイトルで講演しておられたFrauke Muller先生の講演が興味深かったです。
実際症例では80歳以上の方や95歳でインプラント治療をされて健康をとりもどされた患者さんの例が発表されていました。
もちろん若い人とは治療方針や手術内容は異なりますが、義歯を固定するために数本のインプラントを植えることによって劇的にQOLが改善している症例を多く紹介されていました。
ここでも日本との違いを感じます。
年齢を重ねても前向きに生きておられるお年寄りとそのサポート体制は世界でもっとも高齢化の進んでいる日本のお手本になるのではないでしょうか?
今日は東京までマウスピースで矯正治療をするインビザラインのステップアップセミナーに行ってきました。
講師はハワイで三つの矯正歯科医院で治療をされているHoliday先生です。
名前もHoliday先生と楽しそうな名前ですが医院の環境もワイキキビーチ、アラモアナショッピングセンター、カイルアビーチと楽しそうなところで開業されています。
症例をたっぷり見せていただいたおかげでインビザラインの限界と可能性を具体的につかむことができました。
それと症例にでてこられた患者さんの治療後の写真の笑顔がとても素敵で印象的でした。
というのも歯が無くなって義歯の方が多い日本とは違い、50代以降の患者さんが皆歯がしっかり残っていいてその上審美歯科に興味があるという状況は素晴らしいです
今日は名古屋で開催された母校である愛知学院大学口腔病理学講座の同門会に参加してきました。
今回は歯周病学講座の野口教授に「Periodontal Medicineに対する取り組み」というタイトルで講演していただきました。
講演の中で野口教授は歯周病と全身疾患との関連性について最新の知見を講演してただけました。
歯周病と糖尿病や呼吸器感染症や心臓病などの関連性については以前よりよくいわれてきたことですが、最近の知見だと、歯周病と骨粗鬆症、肥満、関節リュウマチ、
しいてはアルツハイマーとも相互関連性があることがわかってきたとのことでした。
歯周病に罹患すると全身の健康が損なわれるとのこと。まさに健康はお口からですね。