普段歩かない住宅街に迷い込んだら、マンションの1階に信州蕎麦の店を見つけた。
お品書きにふるさとの地酒がラインナップされているから、明るいうちから飲んじゃう。
"出汁巻き玉子" をアテに先ずは "亀の海 超辛口純米"、北に浅間山、南に八ヶ岳を望む
佐久市中込の酒は、穏やかな香りでスッキリとした味わいなのだ。
佐久穂町の黒澤酒造は千曲川最上流の酒蔵、"井筒長" って銘柄がポピュラーだけど、
黒澤の名で生酛(きもと)で醸している、"黒澤 生もと特別純米" は酸味が心地よい酒だ。
"鴨焼き" を抓みながら飯山の酒 "水尾 辛口" を。最近なぜかこの銘柄に嵌っている。
県産米ひとごごちを醸した辛口が、味の濃い鴨焼きを相手に、さっぱりと美味い。
〆は信州小諸の手打ちを "板そば" でいただく、信州らしく胡麻汁でズズっと啜るのだ。
あれっ今日の酒は千曲川に沿った蔵の酒だったなぁ。ふるさとへ帰る車窓が目に浮かぶ。
地酒のラインナップは替わるのかな?ご馳走さまでした。また伺いますね。
千曲川 / サム・テイラー