真紅の「緋扇」が艶やかな大輪を魅せる、5月半ば、咲き誇るバラがその美と香を競っている。
それにしても花を撮るのは難しいですね。ボクの腕では彼女たちの魅力を伝えきれませんがご容赦を。
現下の状況では遠方への放浪も憚られ、伊奈町のバラ園へ。近郊のスポット再発見ですね。
伊奈町は大宮の北、東北新幹線と上越新幹線が地図にY字を描くまん中辺りになります。
約1.2ヘクタールの敷地に400種5,000株を超えるバラ、公営の施設とは思えない素晴らしいバラ園です。
緑のピッチに深紅のユニフォームが駆けだしたかの様な「Reds Rose」というミニチュア・ローズ。
浦和レッズがJ2降格に至った1999年から育種が始まったという。
「誰からも愛され、強く、そして耐えることを知っているバラ」とは育種家・河合伸志氏のコメント。
匂い立つような美しさのローズピンクは「桃香」の大輪。素敵なお嬢さんですね。
ローズピンクとアイボリーのグラデーションは「ほのか」、清々しい彼女も好感度が高い。
濃いローズピンクが華やかなのは「恋心」。淡いというよりはウキウキ、ハッピーな恋なんでしょうね。
THE NOLANS や 石野真子さんのヒット曲のイメージでしょうか。
そしてビロード調の濃赤色の美しい大輪、彼女たちの未来に「乾杯」です。
スマイル・フォー・ミー / 河合奈保子 1981