オーセンティックバーで飲んだ後、すすきの交差点からツルツルと滑る氷の上を歩いてきた。
新潟の冬で鍛えた呑み人とは云え、無防備な革靴での彷徨はさすがに緊張する。口の中はカラカラだ。
午前0時前の暗い雑居ビルの1階に7〜8人の列、カウンターに僅か6席の店に黒いラーメンを求めて並んでいる。
程なく隅の1席が開くと、列の前のグループがボクを店内に押しやってくれた。この辺りは阿吽の呼吸のようだ。
店内の黒板やチラシには “札幌ブラック” 以外は注文するな!的な圧を感じる。まぁそれが目的なんだけど。
追加したチャーシューと煮卵を満載したブラックな一杯が着丼、先ずはレンゲでひと口試す。んっいけるな。
あっさり目だけど旨みが染みわたる黒いスープを、太い縮れ麺にたっぷり絡ませてズズッと啜ってみる。
美味い。というかあとを引くような旨みのある醤油ラーメンですね。
チャーシューと煮卵までいただいてお腹いっぱい。いい年して何やっているの?いいや辞められませんなぁ。
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ぶりっこROCK'N ROLL / 紅麗威甦 1982