わざわざ梅雨時の日曜日に乗るのは、「快速リゾートやまどり号」 が走っているから。
この厳ついフェイスと地味目の塗装は群馬県の鳥「ヤマドリ」をイメージしているのだ。
でっ、車内は横3列のゆったりとしたグリーン車仕様のリクライニングシートで快適。
雨上がりの大宮駅、乗降客数やエキナカの賑わいに比べて相変わらず地味な東口。
学生時代の上京・帰省、シュプール号、出張など、乗りつくした(通過した)高崎線で飲む。
息子に「富岡製糸場」を見せる社会科見学も兼ねているので、控えめに缶ビールで我慢。
用意したキップはその名も「ぐんまワンデー世界遺産パス」と大層なネーミング。
群馬県内のJR線・私鉄線が乗り放題で2,100円は結構使える。
快適な「リゾートやまどり」 で寛ぎたいけれど、幹線の高崎線では待合せ停車もなく70分ほどで走り抜る。
列車は長野原行き。伊香保、四万、草津、万座etc、上州の温泉をめざすのなら特急よりこの快速がお奨めだ。
残念ながら、私たちは高崎で下車して上信電鉄線に乗り換えて富岡を訪ねる。
「快速リゾートやまどり号」は、静かに高崎駅の2番線に滑り込んだ。
別のホームにはD51が牽引するブルートレイン、週末の高崎駅はなかなか賑やかだ。
<40年前に街で流れたJ-POP>
面影 / しまざき由理 1975年