旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

フニクリフニクラと湯葉丼と強羅の湯と 箱根登山鉄道を完乗!

2015-08-05 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 この仕事をしている一人として、今温泉へ行くなら箱根を訪れない訳にはいかない。
で初めての箱根登山鉄道、快適な新型車両より、やはりこんな旧型車両が趣がある。
Webを見るとモハ2型といって、戦後間もない1950年に登場した車両だそうだ。
もちろん非冷房車で窓を全開にして箱根を登っていく。

コンコースには巨大な「小田原提灯が」下がっている。
箱根登山鉄道の起点は小田原、でも箱根湯本までは小田急電鉄の車両が走っている。
ちゃんと登山電車の朱色を基調に塗られてね。箱根湯本までは4駅15分ほどの旅だ。

強羅方面に向かう誰もが箱根湯本で乗り換えとなる。
ロマンスカーをはじめ小田原から乗り入れてきた小田急電鉄の車両が到着すると
乗客の半分は出口へ、半分はホーム反対側に停車している登山電車に吸い込まれる。

箱根湯本の「直吉」を訪ねて、箱根名物 "湯葉丼" を食す。
特製美味出し汁で温めた湯葉を卵でとじて、熱熱をご飯にのせて食べる。美味い。
湯葉丼の出来上がりを待つ間の生ビール、これがまたたまらない。

フニクリフニクラ、登山電車は早川谷を東海道を並行して登っていく。
幾つかのトンネルを潜り、幾つもの沢を渡り、半径30mの急カーブをうねる。
3度のスイッチバックを数えて、小田原と強羅の標高差527mを詰めていく。

その勾配は最急で80‰、我が故郷に向かっていた信越本線の碓氷峠区間をはるかに凌ぐ。
登山電車は35分を要して山小屋風の強羅駅に終着する。

駅近くの「季の湯 雪月花」を訪れる。
檜の露天風呂と和のやすらぎを設えた部屋、季趣溢れる源泉かけ流しの大浴場が嬉しい。 
陽の高いうちから浸かる季趣溢れる露天風呂が気持ち良い。
このあと呷る生ビールと、懐石を肴に楽しむ冷えた地酒を思いながら。

箱根登山鉄道 小田原~強羅 15.0km 完乗

<40年前に街で流れたPOPS>
Have You Never Been Mellow / Olivia Newton John 1975



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2 コメント

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箱根登山鉄道 (tsakae)
2023-07-22 07:58:30
私も 小田原から 強羅温泉に
泊まりで 行ったときに
箱根登山鉄道 完走しました。
自分の防備録のブログで確認すると
八年前の二月でした。
https://blog.goo.ne.jp/tsakaegoo/d/20150303
強羅駅から 歩いて宿に行ったこと
懐かしく思い出しました。

https://blog.goo.ne.jp/tsakaegoo/d/20150303
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tsakaeさま (呑み人)
2023-07-24 07:12:15
お早うございます。
過去記事拝見しました。
黒猫ちゃんにスポットした楽しい記事ですね。
箱根湯本はいつも賑やかです。
コメントありがとうございます。
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