旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

津々浦々酒場探訪 臨洋港生猛活海鮮@台北

2024-08-22 | 津々浦々酒場探訪

旅先では旅行雑誌を飾るグルメでお洒落な店より、地元っ子が通うローカルな店で呑みたい。
台北最初の夜は、中山のホテルから長安東路一段を歩いて「臨洋港生猛活海鮮」を覗いてみる。

先ずは “台湾啤酒” で乾杯。というよりメニューに他の選択肢は見当たらない。
酔うまでひたすらにこの薄いビールを呑むのか? アテは “炒空芯菜” これは定番だね。

刺身、何だったか忘れた。厚切りが印象的で、炙ったやつが美味い。山葵のミドリが怪しい。
そんなことを考えつつもビールはすすむ。否、ほかに呑むものはない。
これは “腰果鶏丁” か。日本で食べる鶏肉のカシューナッツ炒めより少しパサついた感じだ。

「ちょっと一杯やってく?」のサラリーマンとOLのグループ、賑やかに皿を並べてやはりひたすらのビール。
大学生の男の子たちは、無料のご飯を丼に盛って、定食屋にでもやって来たよう。とにかく盛況だ。
店のおばちゃん達には、日本語はもちろん英語も通じないから、身振り手振りで伝えるのが案外楽しい。

おばちゃん、“タイガービール” が台湾のだと言い張るから択んだけど、どう考えてもシンガポールだよね。
訳も分からず択んだ最後の一皿は、イカの揚げ物らしい。美味しいんだけど少々持て余している。

人気店の前には席待ちのグループと、二軒目の相談をする男女で溢れる。
それでは我々ももう一軒、面白い店を探して街を彷徨いますか。夜は始まったばかりだから。

<40年前に街で流れたJ-POP>
迷宮のアンドローラ / 小泉今日子 1984  



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