蕎麦を細長く切って食べる「そば切り」の発祥地?
諸説あるなかの一つが信州は中山道本山宿、今では塩尻市になる。
松尾芭蕉門人の一人、森下許六が出版した「本朝文選」の中にこうあるのが根拠だそうだ。
「蕎麦切りといっぱ、もと信濃ノ国本山宿より出て、あまねく国々にもてはやされける」
他に有力な2説、甲斐大和の天目山栖雲寺説、中山道須原宿の定勝寺説がある。
何れも甲州街道から中山道沿いの狭隘な地。京や江戸から見たら大きな違いはなかったか。
本山宿を歩いたのは2013年8月のはじめ、とにかく暑かった、気がする。
で、地産の玄そばを打った、冷たい "とろろそば" を喉ごしよく、ツルツルっといただいた。
「是より南、木曽路」である。
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