旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

休日はローカル線で 臨海工業地帯と京浜運河とビーフシチュー 鶴見線で呑む!

2014-07-12 | 旅のアクセント

厨房で圧力鍋をカタカタ鳴らす、少々スパイシーなビーフシチューをいただく。
煮込んで柔らかな肉が美味しい。でもボリュームと濃い味付けに後半は苦戦するのだ。

波がプラットフォームを洗う絶景ポイントの海芝浦駅は下車ができない。
ここは東芝本工場の構内のため、社章がないと改札を抜けることができないのだ。

鶴見線は僅か7.0kmの線なのだけれど、二つの支線と三つの終着駅を持っている。
ひとつめは浅野駅から大きく右に急カーブを描いて分岐する海芝浦支線だ。

海芝浦支線は、浅野を出ると新芝浦に停車した後、再び90°の右カーブを切って
京浜運河に並行すると海芝浦に終着する。

安善駅から分岐するふたつめの支線は大川支線、途中駅はない1.0kmだ。
安善を出てやはり大きく右カーブを切ると、名も無き運河を渡って大川駅に到着する。

運河で囲まれた大川島に三菱化工、日清製粉、昭和電工などの事業所が占める。
土曜日はどの工場も稼働していないのだろうか、降りる人も僅かだ。
この支線は朝夕の数本しか走っていない。この折り返しを失すると次は18:01発だ。

安善に戻って本線を扇町を目指そうと思いきや、待ち時間が40分余り。
いつの間にか陽が高くなって、デイタイムは本線と言えども1時間に1本になっている。
待ちわびてクーラーが効いた電車が嬉しい。武蔵白石、浜川崎、昭和と停車して終着は扇町。
旅客営業はここまでだが、貨物線が埠頭に向かって延びている。

さて、さすがにコンビナートに酒蔵はない。工員さん憩いの定食屋は土曜日は休業だ。
鶴見に戻って炎天下を歩くこと15分、ブラジル料理「パライソ・ブラジル」は住宅街の中だ。

<40年前に街で流れたJ-POP>
逃避行 / 麻生よう子 1974年



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