旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

夕暮れ東京散歩 浜松町の立ち吞みで 東京モノレールを完乗!

2018-03-04 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

 日々乗車する東京モノレールだけど、時には全線通して乗ってみようか。
ラインは昔ながらの赤がしっくりくるね。国際線ターミナル駅に6両編成が滑り込む。 

夕陽にかがやく青い翼の群れ。運河の先に見える街は台場から芝浦あたりだろうか。
モノレールは第2ビルを出発して都心へと向かう。 

陽が沈んで空が茜を帯びてきた。赤いラインの6両編成が天王洲アイル駅に吸い込まれる。
運河が交差する天王洲あたりは何棟ものオフィスビルが立ち並ぶ。 

T.Y.HARBORは運河に面したスタイリッシュなブルワリーレストラン。
夕焼けが水面を紅く染めはじめてから、モノクロの世界に替わる時間帯がご機嫌だね。

天王洲アイルから浜松町の都会的な車窓は宵を待った方がいい。
右手にビルディングの合間に見え隠れする、シルバーにかがやくレインボーブリッジ。 
左手に東京タワーのオレンジが暗闇を鋭く突き刺している。

 浜松町駅の金杉橋口を降りて3本目の路地を第一京浜方面に折れる。
2つ目のブロックに、軒先に杉玉が下がった立ち呑み「日本酒 室(MURO)」がある。
北陸3県の酒と肴が愉しめる洒落た空間が、ぽっかり口を開けているのだ。

 

とは言え、1杯めは生ビールで喉を潤しながら日本酒を品定め。
大好きな "花垣" は福井・越前大野の酒、2013年夏、越美北線に乗って訪ねている。
純米無濾過生原酒は清冽でフレッシュな味わい、アルコール分18度と強めの酒だ。
ブラックペッパーをふった "マカロニサラダ" が美味い。

 

"満寿泉" は富山の酒、蔵は北前船で栄えた湊町・岩瀬浜にある。2014年冬に訪ねた。
爽やかな旨味と酸味が調和する純米生酒を "エイヒレ" をかじりながら愉しむ。

 

"菊姫" は金沢のお隣白山市の酒、蔵元は北陸鉄道の終点鶴来だから何れ訪ねてみよう。
山廃純米生原酒は荒々しさとフレッシュ感がある冬の酒、"オイルサーディン" が合うね。
通勤ルートに素敵な店を見つけてしまった。通っちゃうな、きっと。 

東京モノレール羽田空港線 羽田空港第2ビル~モノレール浜松町 17.8km 完乗

 

かもめが翔んだ日 / 渡辺真知子 1978



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2 コメント

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Unknown (さくら亭和楽)
2018-03-30 10:16:54
このお店、惹かれますね。
お酒もツマミもナイスです。
そいえば久しくエイヒレ食べてないかも。

鶴来。
以前、白山比咩神社に行きたくて調べてた時に知りました。
そっかー。
酒蔵もあるんですね。
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Re:Unknown (呑み人)
2018-03-31 02:54:44
さくら亭和楽さん
お久しぶりですね。いい旅をしていますか?
鶴来、いずれ訪ねてみたいと思っています。
ところで、北陸の肴といえば「へしこ」が好きです。
食べたことありますか。お酒が進みますよね。
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