清冽な流れ、ブナ林の香りに癒される。
真夏日が続く予報の首都圏を抜けだして、雄大な自然が広がる奥入瀬渓流を訪ねした。
とは云え、どちらかと云うと、津軽の郷土料理と地酒に魅かれる呑み人なのだ。
一昨年、東北本線と2つの第三セクターを継いだ東京~青森間を旅には2日間を要した。
新幹線は経済と旅情を変えた。"はやぶさ" に乗ったら青森まで3時間20分なのだから。
連休初日、東京09:08発 "はやぶさ9号" でみちのくへと旅立つ。
不本意?ながら、今回は旅と云うより旅行、独りじゃないし。それでも飲むのだ。
アテンダントさんがサーブする和軽食、小さい箱ながらも酒の肴としては充実している。
まずはプレミアムモルツを愉しむ。
白河の関を越えたら東北の地酒をいただく。秋田の "秀よし 純米吟醸酒 松声"。
上品でたおやかな吟醸香、軽やかで滑らかなのど越しの綺麗な酒だ。
2分遅れで到着した盛岡では、田沢湖線を秋田へと向かう "こまち9号" を先行させる。
音もなく、衝撃もなく分割されたE6系6両編成は、連結器を仕舞いながら走り出した。
日本の鉄道技術は凄い。
田園風景を眺めながら、信州桔梗が原の五一ワインでまったり。セミドライな1本だ。
沿線だけでなく広くJR東日本のエリアから逸品を集めているんだね。
"はやぶさ9号" は遅れを取り戻して新青森に到着、駅前には見頃のラベンダーが揺れている。
これから弘前そして奥入瀬と巡るのだけど、機会があればローカル私鉄で呑みたいのだ。
東北新幹線 東京~新青森 713.7km 完乗
My Luxury Night / しばたはつみ 1977
長時間乗車ならゆったりと楽に過ごせていいですよねー。
憧れます
ところで、潮風トレイル始めましたね。よい旅を。