旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

真っ赤なモミジのトンネルをくぐって 大山ケーブルカーを完乗!

2022-12-17 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

中間駅の大山寺駅で01号車と交換する。ケーブル鉄道ではお馴染みの光景だ。スッキリと晴れ渡った週末、
z900rsと紅葉の名所にやってきた。案の定の大渋滞でバイクのスナップもなければ、呑みレポもないなぁ。
まぁケーブルカーは鉄道事業法によるから潰しておかないといけない。呑み鉄旅としてご覧いただこうか。

紅葉見ごろの週末だから、ケーブルカーの乗車には小一時間の列に並んで、漸くホームまで辿りついた。
軽快なチャイムに迎えられてブリリアント・グリーンの02号車が降りてきた。
この顔どこかで見たことがあるような。そう小田急ロマンスカーVSE・MSEと同じデザイナーによるものらしい。

倶利伽羅堂は大山寺にあって唯一の朱塗りの建物。真っ赤な紅葉をくぐって本堂に向かう旧い石段を往く。
奈良の東大寺を開いた良弁僧正が天平勝宝七年(755年)に開山した大山寺は、関東にあって紅葉の名所だ。

大山寺へと続く見上げるような階段の両脇には、ずらりと三十六童子像が並んでいる。
その前掛けの紅と、階段に覆いかかぶさるモミジのトンネルの紅とのコラボレーションが楽しい。

3つ目のトンネルを潜り、477‰の最急勾配を登ってケーブルカーはぐいぐいと高度を稼いでいく。
終点の阿夫利神社駅は標高678m、振り返ると鈍く光る相模湾の向こうに三浦半島が横たわっている。

大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)は、第十代崇神天皇の御代に創建されたと伝わるからその歴史は古い。
江戸時代には年間数十万が訪れた「大山詣り」は、この日もひっきりなしに紅葉を愛でる参詣者が訪れている。

大山観光電鉄 大山ケーブル〜阿夫利神社 0.8km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
横恋慕 / 中島みゆき 1982



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