旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

うしでんしゃと鮭ハラス焼きと会津中将と 東急こどもの国線を完乗!

2025-03-02 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

夕暮れの長津田駅、7番ホームに「うしでんしゃ」が入ってきた。牛歩よろしくゆっくりと。
この町で一杯やる前に、この短い支線を乗り潰しておきたい。

青空の下、みどりの牧場で牛さんたちが草を食んでいる。
車両の床には足跡まで付いていて、なんとも長閑な雰囲気を醸し出している。

さて乗客はというと、さすがにこの時間は親子連れの姿はなく、
家路を急ぐサラリーマンと、重い部活のバックを背負った中高生が多いね。

戦時中、旧陸軍田奈弾薬庫への引込線として敷設された鉄路は、こどもの国へのアクセス線に転身した。
日没後、淡い暖色に浮かび上がる駅舎は、童話の中に出てくる建物の様に見える。

長津田駅の北口にはロータリーが整備され、その再開発に外れて孤高の居酒屋がある。
ちょっと気になるね。「みちのく」だって、どんな肴を出してくれるのだろう。

地酒の品書きはその名の通り東北のラインナップ、半分は会津の酒が並んでいる。
品定めをする間に “一番搾り” をいただく。アテは “生春菊とツナのサラダ” を抓む。

“鮭ハラス” を焼いてもらう。たっぷり脂がのった塩焼きにレモンを絞る。
大根おろしをちょんとのせて、口に運ぶと蕩ける様に美味しい。

酒は会津で攻めることにした。まずは「夢の香」を醸した “会津中将” の純米吟醸を。
すっきりした香りのやや辛が、ハラスの脂をスーっと流していい組み合わせだね。

“にら玉豆腐” には七味は振った方が良いだろうか。
これ絶対にあったか御飯に合うやつですね。であれば酒の肴にも。燗酒の方が良い?
これに合わせる “冩樂” の純米酒も「夢の香」を醸した酒、こちらはほのかに酸味を感じる。美味い。

会津の酒を堪能したこどもの国線の呑み鉄旅、肴はもう少し郷土料理的なのが欲しかったね。
それでも類さんが満足した店は、十分に美味しい雰囲気のある酒場でした。

東急こどもの国線 長津田~こどもの国 3.4km 完乗

<40年前に街で流れたJ-POP>
卒業 / 斉藤由貴 1985



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2 コメント

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Unknown (お天気ママ)
2025-03-02 20:41:29
うし電車も駅もかっこよく撮れて、なんだかうれしいです(^^)/
ひつじ電車もあるので、ぜひ\(^o^)/
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お天気ママ様 (呑み人)
2025-03-02 23:31:47
こんばんは。
こどもの国線のお近くにお住まいですか。
あるいはお子様とお出掛けの思い出がおありですか。
思わずほっこりするような「うしでんしゃ」ですね。
引込線に留置中の「ひつじでんしゃ」も見かけました。
いつか乗ってみたいですね。
コメント、ありがとうございます。
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