旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

想い出がいっぱい

2019-01-31 | 日記・エッセイ・コラム

 人口20万、日本海に面した地方都市の支店が今日、70余年の歴史に幕を閉じる。
昭和21年の開設と云うから小さいながらも歴史のある支店だ。 

新卒で8年、後にふたたび3年、ボクはこの支店で勤務した。
同期の殆どが首都圏配属となったあの日、この支店に配属を命じられて悲嘆に暮れた。

でも良き先輩・同僚、お客様、地域の方々に恵まれてこの町に育てられた。
2度目の勤務では組織運営を経験し、今の自分がある。心から感謝している。

週末、市内のホテルでお別れ会が開催された。懐かしい顔が集まった。
会の終わりにスクリーンが下りて、スライドが流れた。BGMはH2Oだ。

街の風景の移り変わりと仲間たちのスナップがコラージュする。
スライドの後半にはボクも登場する。仲間に囲まれ20代のボクが笑っていた。

街には久しぶりの来訪者を歓迎するかの様に雪が降り積もる。これ以上の演出はない。
雪が深々と降る季節にまた集まりたいね。 


想い出がいっぱい / なかざわけんじ   


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