たけのこっこ

人生いろいろ、好きな事をして我が老後まっ盛り!花盛り!

今風の時代の思い込み

2006年06月15日 | OAシステム科
6月15日(木)

曇りの天候だが霧さえかかっている寒い日。
今週もずーっと悪い天気が続いている。

パソコン学校では朝のホームルームに”読み合せ”と言うのがある。
担任の先生が毎日感動的な文章を用意して2・3人で読む。


戦前の幼なじみの男女が心を通わせ、その時代ではあまり無い会う約束をしたのだがその日、その場所に男性があらわれなかった。
召集されたのだ。女性は事情を知らない。

戦争が終わって50年、男性の孫から手紙が来てその病床に会いに行った。二人は年老いて身体の不自由な身。

昔会えなかった訳を話して詫びる男性、そして男性を忘れなかった女性、二人は再会を懐かしんだ。

50年愛。しかし、その後日に体調を崩して亡くなる女性。
そして男性も同じ日に・・・。

実らなかったが長い間、思い続けていた愛・・・という感動ストーリーなのだ。

読み手も聞き手もしんみりとしていたさなか、

戦争が始まって召集され約束の日に行けなかったというくだりで
戦争が終わって・・・と

孫から手紙が来たというくだりでは
孫から電話が来た・・・とみんな大笑いしてしまった。
読み方を間違ったからではない。
とっさにそう思ってしまう程日常的な思い込みだったからだ。

戦争もみんな知らない、ここでは年長の私さえも。戦争はとうに終わったのだ。
情報交換はもっぱら携帯電話だ。


今風の時代の思い込みにみんな妙に共感してしまった。