たけのこっこ

人生いろいろ、好きな事をして我が老後まっ盛り!花盛り!

転勤の季節・・・

2009年03月02日 | Weblog
3月2日(月)


春は移動の季節。

夫の主治医のM先生。
今日びのトレンディドラマでもそうはいない程のイケメン!
3月末で転勤だそうで・・・


救急車で運ばれたN病院から6か月後このN病院に転院、。
日々のリハビリの成果も芳しくなく、
頚椎損傷と言う症状をまだ受け入れられなかった頃の夫の主治医となった。

夫に障害の症状や今後の回復見込などを伝えなけばならない立場で、
何度となく辛い実態を言い渡された。
息子と同い年のM先生に何度も夫婦でぶつかり合った。

『今後の回復は神のみぞ知るです・・・』
最後通告とも受け取れる宣告に己の運命を呪い、
M先生の冷たい言葉に傷ついて泣いた




いつの頃からだったのだろう・・・
息子と同い年のM先生と心が通い合ったのは。

傷病が現在の医学では解決できないと夫が悟った時から・・・
俺はこんなんじゃ終わらないと決心した時から・・・
きっとそんな時からだったと思う・・・
M先生もそれを敏感に察知し見守ってくれていた。

身体の回診もさることながらメンタル面の回診。
M先生と夫は時間をかけいつしか男同士の話相手になって行った。
九州出身の先生、北海道を感じ、知りたいと夫に言う。

北海道たる地に行き、北海道たる味を食し、
北海道たる景色を見、北海道たる空気を吸い、
北海道たる厳しさを感じたい。

M先生の素直な好奇心と挑戦に息子を見守るように夫はいつも助言を欠かさなかった。
何度も旅行先からお土産を買って来てくれその時の話に二人で盛りあがっていた。

転勤が決まった先月には紋別の流氷を見ると言って、
北海道人なら無謀と思えるような猛吹雪の天候にも果敢に決行?
現地で流氷の上でカメラに収まって来たけど怖さ知らずにも程があると夫が嘆いていた

でも、その無謀さのおかげで紋別名産の『天ぷら蒲鉾』をお土産に頂き、
とてもとても美味しくて、その美味しさに出来る事なら、
吹雪でも何でも良いからもう一度行って来て!って言いたいほど・・・


先月、転勤が決まったと報告に来たM先生。
息子と同い年でまだまだ若い外科医、
経験を積むためにいろんな病院に行くのでしょうね。

先生は立派な外科医ですよ。
私が太鼓判を押してあげます
どんな病院に行っても患者の気持ちが分かる医師である事を。

転院直後は理解出来なかった先生の言葉も今なら素直に受け入れられる。
先生、有難うございました