たけのこっこ

人生いろいろ、好きな事をして我が老後まっ盛り!花盛り!

『老い』を考える、

2010年11月12日 | Weblog
11月12日(金)



今日は天気模様のせいでスケソ船は夜中の12時半に入港。
それが大漁で朝の6時半まで丘周りの仕事をしました。


事、金曜日はどんなに早い時間丘周りの仕事があっても我慢出来ます。


高齢者大学の器楽クラブ

義姉のTちゃんと徹夜で出かけました。
若い頃は幾度となく徹夜を経験した二人ですが、
60歳を超えての徹夜はしんどい物があります

それまでもして器楽クラブに行きたいと言う二人の気持ち、
自分の音をみんなに合わせ美しい和音をつくる事の楽しみ、充実感それがあるから行くのです。


私の目の前には88歳のキーボード奏者が・・・心なしか目をそらしてしまいます




12月に幼稚園児とのコラボがあるのでそれに向けての練習
園児が歌って私達が演奏をする曲が4局。

『大きな栗の樹の下で』『どんぐりころころ』『雪の子坊主』『夕焼け小焼け』
器楽クラブの演奏は『北上夜曲』『見上げてごらん夜の星を』『君といつまでも』の三曲。
10月の発表会でも演奏した曲なので大体は出来上がってます。


徹夜をしても出席して良かったと思う器楽クラブです。

後は家に帰って昼寝をしなければ・・・






夜8時、滅多に来る事のない固定電話、今日は何の気なしに取ってしまった。
家族や兄弟姉妹、親しい人、会社関係今は全て携帯で連絡をしているのだが。


例の器楽クラブの88歳の女性会員から。
クラブ会員の何人かに何度も電話をしていると聞いていたので、
ついに来たかと言う感じです。

長々と私が500円を徴収した背景をはっきり覚えていると説明、
ただ、今は何の500円かもはっきりしないらしく『500円頂代と言われた』と。
話しの最後には500円盗ったとまでに・・・
500円の事に関しては私も最後まで覚えが無いと答えるしかないので。

88歳・・・

平成2年この器楽クラブを作り私が中心となってやって来たんです。
みんな私を慕って入会してくれ、楽しくやって来たのよ、
最近、着いていけなくって退会して行った人達だってみんな貴女がいるからやって来られたのよと言いながら退会して行ったの。
私、みんなに慕われていたのよ、今だってそうよ。

最近は若い人が入会して喜んでいるの、でも、曲も難しくなり覚えも悪くなって来たし、
それが私を卑屈にしているのかも知れないのよねぇ・・・

フルートの音色素晴らしいわね。
いつもそう思ってるの、若い人っていいわね。


それと、あなたが500円盗ったのは別の話ですから!
もう500円はいりません。
この話はこれっきりにしましょう、あなたも反省しなさい!
ガシャリと電話を切ってしまった。


こっのぉぉぉぉぉぉぉ~~~、クソ婆あぁぁ~~~。
勝手な事ホザキおって、このボケが!


しかし何故か、本気で怒る気にはなれなかった。
若いと呼ばれる60代が入会して来てそれなりに楽器をこなす、

会を立ち上げて楽器も何も出来なかった人達が先生に手とり足とり教えて貰って続けて来たこの器楽クラブ

当時はキーボード大正琴が主体のクラブで全て同じメロディーを演奏していたらしい。
その時のメンバーは時を経て名実ともに高齢者になって行き、

そんなところへ60代でフルートを持って入会した私
次の年から続々と60代のドラム、ベース、木琴、キーボード、鉄琴が入会して今や会の半数以上が60代で占めている。


悲しい事ながら、着いていけない高齢者が出て来たのは事実です。
60代の会員はそれなりに楽器をいじって来ている人ばかりで退職して再び好きな音楽で燃える場所を見つけたと言う感じでの入会です

若い頃に楽器をいじって来た者とのギャップは埋めようもなく先生もその点は多いに苦労している所でしょう。

そして、反面、指導者なら選り良い物を作ろうとする野心は絶対にあるはずです。
頭の禿げているS先生はますます髪の毛がなくなって行くのでしょうか・・・


高齢者大学の器楽クラブ、88歳、哀れみさえ感じました。
自分たちが作って来たクラブで楽しくやって来たのでしょう。
それが今や、若いと言われる音楽経験者が幅を利かせているクラブです。

その矛先がフルートで今までの会の流れを変えた私への憤りが500円騒動になった様に感じます。
88歳は確実にボケていますが根底にあるものは若い我々に対する嫉妬の何物でもないのです。

ガシャリと電話を切られた後も時代に取り残された88歳の哀れさが残りました。


誰もが通る『老い』をここ高齢者大学で生きた勉強をまざまざとさせれています。
私も絶対通る道なのです。













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